ちょっと遠回りな東京旅行(2009.9) その3~長野編

(前回からの続き)

善光寺を参拝した後、善光寺と長野駅のちょうど中間に位置する権堂(ごんどう)地区にやって来た。ここは長野一の歓楽街として知られ、昔から善光寺参りの精進落としで賑わったそうだ。

表権堂通り
中央通りの1本東側を並行する表権堂通り。旧北国街道にあたるそうだ。
手前に郵便局が見えるが、残念ながら今日は休日なので開いていない。奥に見えるのは権堂通りのアーケードだ。
裏権堂通り
表権堂通りの1本東側の裏権堂通り。大正期までは表権堂通りと裏権堂通りが権堂地区の2大メインストリートだったようだが、現在は権堂通りのアーケード街に賑わいが移り、こちらは完全に裏路地的な雰囲気となっている。
この裏権堂通りは、権堂地区の中でも特に飲食店が多い。この界隈はどういうわけか、やたらハングルの看板が目立つ。ちなみに左側の看板は「食品店」「ビデオ」と書いてある。

権堂通り商店街
そして現在の権堂地区のメインストリート、権堂通り商店街にやって来た。1961年に県内で初めてアーケードが設置され、現在のアーケードは1995年にリニューアルされた二代目。全蓋式アーケードの商店街は長野市内でここだけだ。
休日のためか閉店しているお店も多いが、若い人からお年寄りまで人通りが多く、地域の人々に親しまれているのがよくわかる。

さて、そろそろお昼だ。長野に来たんだから、どうせなら蕎麦を食べようと思ったのだが、権堂通り商店街にあった蕎麦屋が残念ながら臨時休業。
何かいいお店はないだろうかと、裏権堂通りのさらに東側を並行する秋葉横丁をぶらぶらと歩いていた。ここもなかなかいい雰囲気だ。
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何やらいい匂いがするぞ。よく見ると「ラーメン」の文字が。
ということで、蕎麦のことなどすっかり忘れてラーメン「ミソラ野」さんにお邪魔した。
辛みそラーメン
辛みそラーメン(中辛)。
おお、これは今までにあまり食べたことのない独特な風味。なかなか美味しいぞ。一緒に注文したシュウマイには、お好み焼のソースのようなのがかかっていて、これもまたいける。
ごちそうさまでした。

満腹になったところで再び権堂通り商店街へ。するとこんな看板が。
秋葉神社付近で
私道につき通行禁止、というのはよく見かけるが、こういうのは珍しい。うーん、なんて心が広い長野人。

権堂通り商店街を東へ抜けると、西鶴賀商店街というところに出てきた。
西鶴賀商店街
裏権堂通りや秋葉横丁もいいが、この場末感(失礼)もまたいい。なんでも、かつてはこの少し先に「鶴賀新地」という遊郭があって、そこへのアクセス道路として栄えたそうだ。どうりで名古屋の中村銀座商店街と同じ匂いを感じたわけだ。

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こんな路地もあちこちに残っている。これはたまらん。景観保護地区に指定してほしい。

もう少し散策してみたい気もするが、そろそろ時間なので再び権堂通り商店街に戻り、商店街の中ほどにある権堂駅から長野電鉄(ながでん)の電車に乗ることにした。
長電権堂駅
権堂駅。なんと地下駅だ。長野の人はこの長電のことを「地下鉄」と呼ぶとか呼ばないとか。
地方都市の中小私鉄で地下駅というだけでもまあまあ珍しいが、ここは長野・市役所前・権堂・善光寺下と4駅連続で地下になっていて、本当に地下鉄みたいな雰囲気なのだ。
が、そんな都会的な雰囲気かと思えば、改札の向かい側では野菜手縫い座布団を売っていたりする。このギャップがたまらない。

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権堂から終点の長野駅までは5分ほどで到着した。乗ってきた電車は向かって右側、ステンレス製の2両編成(3500系3508F)で、かつて東京の営団地下鉄で走っていた車両らしい。休日の真っ昼間だが、そこそこ混んでいた。

さて、そろそろ長野の街ともお別れ。いかにも門前町らしく穏やかな風情が漂う長野の街は、城下町の重々しく引き締まった雰囲気とはまた違った魅力があると感じた。

次回は長野駅から長野新幹線に乗り、一路東を目指します。と言っても、まだ東京には行きません。
この連載、一体いつ終わることやら・・・

(続く)
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Comment

全くあること同じでないところにハングルが見えるとはおもしろいですね。 付け加えて翻訳機では'お好み焼'を'日本式チチミ'と翻訳します。 誰が理解できましょうか^^;;

長電はやはり興味深く見えます。 地下鉄ではないが地下区間があって,しかし市内を少しだけ抜け出せば田園風景が繰り広げられるでしょう。

大手私鉄で中古車両を持ってくるのを見れば第3セクター同じに見えるのにそうでもなく,さまざまな面でそのギャップが不思議な鉄道です。 長野駅乗り場の1番線に停車している列車は東急出身でしょうか?

旅行シリーズは本当にあれこれ話す言葉が多くて長くなってしまいます。 余裕があるように連載するのが良いでしょうね^^;;

そういえば日本の韓国料理店でも、チジミやパジョン(파전)を「韓国式お好み焼」と表現していることがありますね。

今回、長電は地下区間しか乗りませんでしたが、田園風景やりんご畑の見える郊外区間にも一度乗ってみたいです。
長野駅1番線の電車は、調べてみたら元東急の8500系のようです。以前、金沢の北鉄(北陸鉄道)に乗ったら、あの独特の顔つきの京王井の頭線の中古車両でしたし、滋賀県の近江鉄道には西武の中古が、高松の琴電には京急や名古屋の地下鉄の中古が走っています。
意外なところで意外な車両を見かけるのが日本の私鉄の面白いところですね。

はじめまして、
権堂もこられたみたいですね。
写真を見てるといつも飲みにいく店があったので・・二枚目の青やぎにはちょくちょくいきます。
善光寺から少しそれるとがらっと町の感じがかわります、表通りと裏通りのっギャップがおおきいですね。

kenさんはじめまして。
ご贔屓のお店が写ってましたか!それは何とも偶然ですね。こういった生活感のある路地裏的な街並みに魅力を感じます。
北国街道を牟礼まで歩かれたようで。街道歩き、いいですよね。
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