ノンホウ、シャンハイ!

P1040609RS.jpg
 ▲急成長を遂げる上海の象徴、浦東(プードン)新区の夕景。うーん、なんだか上のタイトル画像の名古屋がみすぼらしく見えてしまう。。

先々週、うししが丘ルネッサンスのみるくさんと一緒に、2泊3日で中国・上海に行ってきました。
お目当てはもちろん、いま話題の上海世博会(上海万博)。せっかくだから市内観光もしてきましたよ(むしろそちらがメインだったり?)。ということで、今回の記事では3日間の旅行をダイジェストでお伝えします。

※タイトルの「ノンホウ(儂好)」とは、上海語で「こんにちは」の意味。
一日目 8月18日

中部国際空港(セントレア)を朝9時10分に発ち、上海・浦東国際空港には10時45分(日本時間11時45分)に到着。着いたときはあいにくの雷雨だったが、幸いにも1時間ほどで天候は回復した。

まず最初に向かったのは、七宝という街。といっても愛知県あま市の「しっぽう」ではなく、上海市の郊外の「チーバオ」である。都心から30分ほど地下鉄に揺られ、名鉄と同じ駅名の「七宝駅」で降り、地上に出てしばらく歩くと…
P1040337RS.jpg
 ▲こんな趣ある水郷の風景に、なんと地下鉄の駅から徒歩5分ほどで到着。規模は小さいが、これぞ昔ながらの中国といった雰囲気だ。
メインストリートの北大街・南大街には土産物屋や飲食店がずらりと並び、歩いているだけでも楽しい。タピオカジュースや中華ちまきを買って食べたり、遊覧船にも乗ったりしつつ、活気ある街並みを堪能した。

それにしても、人の多さが尋常ではない。5年前の名古屋もそうだったが、今の上海は万博効果で街全体がお祭り騒ぎになっているようだ。上海万博の公式ショップもあちこちにあり、万博のマスコットキャラクターである「海宝(ハイバオ)」も至るところで見かける。
どこに行ってもモリゾーキッコロが微笑んでいた、あの頃の名古屋が今ではとても懐かしい。

さて、七宝から再び地下鉄に乗り、続いてやって来たのは…
P1040486RS.jpg
 ▲豫園という庭園の周辺に形成された商店街、豫園商城。ここはいかにも下町という雰囲気だ。
名古屋で例えるなら大須、ソウルで例えるなら南大門のようなところか(例えがマニアックか?)。上海を代表する観光地だけあって外国人の姿も多く、ちらほら日本人も見かけた。その代わり、日本人をターゲットにした客引きも盛んで、怪しげなおばさんに「ニセモノアルヨ~」などと付きまとわれた。これにはちょっとうんざり。

豫園商城から南東の方にしばらく歩くと、「上海老街」という旧市街の商店街に出た。このあたりまで来ると観光客の姿も少なくなり、素顔の上海を感じることができた。

さらに東へ進み、黄浦江という川沿いの遊歩道にやって来た。そろそろ日が暮れる頃で、平日だというのにまるで花火大会でもあるかのような混雑ぶりだ。
P1040681RS.jpg
 ▲川沿いには、アヘン戦争後に欧米諸国の租界となった外灘(ワイタン)という地区が広がる。
外国人の河岸ということから「外灘」と名付けられただけあって、レトロな西洋建築が建ち並んでいる。一方、この反対側である黄浦江の対岸には、冒頭の写真で出てきた浦東新区が広がっている。
川を挟んで19世紀と21世紀が向かい合う姿はいかにも上海らしい。

そしてこの日の夜は、ちょっとリッチに上海名物の上海蟹のお店「成隆行蟹王府」へ。
P1040698RS.jpg
 ▲写真は蟹の四宝菜。この他に、蟹の炒飯、蟹のお粥、蟹の小籠包などなど、まさに蟹三昧の食事だ。
店内は明・清代の豪農をイメージした造りで、なんと琴と二胡の生演奏付き。ただ、曲目が「世界に一つだけの花」、「涙そうそう」、「知床旅情」、「上を向いて歩こう」と、なぜか日本の曲のオンパレード。私たち以外は全員が中国人客だったようだが、やはり日本の歌が人気なのだろうか。

ということで、一日目が終了。

二日目 8月19日

この日はいよいよ上海万博の会場へ。ゲートは朝9時に開くので、混雑を避けようと7時半には到着したのだが、すでに長い行列ができていた。

P1040758RS.jpg
 ▲入場券。会場内はどこに行っても行列だらけで、5年前の愛・地球博を思い出させる。

P1040768RS.jpg
 ▲暫定開業中の地下鉄13号線。現在は会場内専用の移動手段となっている。
見ての通り凄まじい混雑で、これもまた5年前のリニモを思い出させる。それにしても、これだけ混雑して怪我人が出ないのが不思議なほどだ。

P1050066RS.jpg
 ▲会場中心部の様子。左手に見えるのは、上海万博のシンボルともいうべき中国館。しかし、あと一歩のところで予約券が取れなかったので、外から眺めるだけになってしまった。
それ以外のマイナーな国々もかなりの混雑で、右手に見えるネパール館にも長い行列ができていた。

P1050144RS.jpg
 ▲大韓民国館。ハングルの部品を組み合わせたような独特のデザインの建物だ。
が、ここも3時間待ちで長蛇の列ができていたので、外から眺めるだけ。さらに隣の日本館に至っては、行列が500m以上も伸びていて近付くこともままならず、待ち時間は5時間とも6時間とも。結局、こちらも断念した。

P1050183RS.jpg
 ▲裏通りにひっそりと並ぶ、万博初出展の北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)館(手前)とイラン館(奥)。
なぜこの二国が並んでいるのか気になるところだが、どちらもガラガラですんなり入ることができた。展示内容はいろんな意味で興味深く、そして土産物も充実していた。北朝鮮館では切手や絵葉書や歴史書が、イラン館ではペルシャ絨毯や絵画、アイスクリームなどが売られていた。個人的には、北朝鮮館のスタッフのおじさんに韓国語(朝鮮語)が通じたのが印象的だった。そりゃまあ当たり前か。

…ということで、今回入ったパビリオンはドイツ館(2時間)、リトアニア館(5分)、ウクライナ館(5分)、情報通信館(20分)、北朝鮮館(3分)、ウズベキスタン館(5分)、モンゴル館(0分)、モルディブ館(0分)、イラン館(0分)の9館(カッコ内は待ち時間)。今から思えば、もう少し人気のパビリオンにも入っておきたかったところだが、ドイツ館の猛暑の2時間待ちで死にそうになったせいで、こんな微妙なところばかりになってしまった。
ちなみにこの日の入場者数は約417,100人だったとのこと。暑さと人ごみにフラフラになりながらホテルに帰り、あっという間に眠りについた。

三日目 8月20日

最終日のこの日は地下鉄を乗り継いで、上海の郊外にある張江高科技園(張江ハイテクパーク)というニュータウンのようなところへ。企業や大学、研究所、それに住宅団地くらいしかないこんなところに、なぜ来たのかと言うと…
P1050347RS.jpg
 ▲今年1月に、新しい路面電車「張江有軌電車」が開通したからだ。
路面電車と言っても、普通の線路の上を走るタイプではなく、フランスのロール社が開発したゴムタイヤ式の乗り物だ。中央に案内軌条のようなものがあり、仕組みとしては新交通システムに似ている。
車両のデザインが洒落ていて、乗客もまずまずの多さ。徐々に地域の人々に親しまれつつあるようだ。

再び地下鉄に乗り、今度は浦東新区の陸家嘴駅で下車。そこから歩いてやって来たのが…
P1050543RS.jpg
 ▲浦東新区の中心にそびえ立つ高さ492mの超高層ビル、上海環球金融中心
2010年8月現在、中国で最も高い、世界でも3番目に高いビルだ。今では上海を代表する観光スポットになっているようで、日本人など外国人もたくさん見かけた。

P1050476RS.jpg
 ▲100階の展望台からの眺め。地上から474mの高さで、これはビル展望台の高さとしては世界一だ。
一番手前に見えるビルが金茂大厦、奥に見えるタワーは東方明珠電視塔で、その向こう側を流れる黄浦江の対岸が上海の中心市街地にあたる。

ちなみにこのビル、94階は観光ロビーになっていて、土産物屋やカフェなどがあるのだが、そのど真ん中に本物の自動車が展示してあった。あの高さまで一体どうやって持って行ったのやら…。

P1050571RS.jpg
 ▲最後に、リニアモーターカー「上海トランスラピッド」で空港まで移動。
JR東海の社長に「小学生のおもちゃ」などと馬鹿にされたこのリニアモーターカーだが、今のところ世界で唯一、超高速で営業運転を行っている路線だ。始発駅である龍陽路駅を出発すると、あっという間に営業最高速度の431km/hまで加速し、約30km離れた浦東国際空港駅までわずか7分ほどで到着した。

この後、浦東国際空港から空路で帰名。翌朝からさっそく仕事で、一気に現実に引き戻されました。

詳しい記事はまたそのうち書く予定です。
関連記事

Comment

ニーハオ

待ってました、上海万博!
同じ上海でもいろいろな側面を合わせ持っていて面白いね。だけど、確かに人は多そうだね。アメリカは広すぎて人が多いという印象は全くなかったです。

上海金融からの眺めを入れてくれてありがとう!さすがに高いという感じがあるね。

にしても入場券160円って安すぎない?

ニーザオ!

「ニーザオ」は「おはよー」くらいの意味です。

万博はさすがに人が多いですね。
北朝鮮館があるところが、いかにも中国って感じがします。

LLPさんが160円って言ってるけど、あれは160元ですよね?そうですよね?

ワンシャンハオ

なるほど、元も¥って書くんだね。いつも調書作ってて元は記号がないから、RMBって書いてたんだけど、これからは¥って書けばいいわけだね。って、きっとダメだね(笑)

>LLPさん
上海環球金融中心の展望台は、足下がガラス張りなんです。山の上から眺めるのとはまた違った面白さがありましたよ。
入場券は、迷いネコさんのおっしゃる通り、160円じゃなくて160元(約2,000円)です。飲食店のメニューとかは、「¥○○(RMB)」という表記が多いみたいですね。

>迷いネコさん
「ニーザオ」の「ザ」は、歯に物が挟まったような発音(破擦音だっけ)ですよね?笑
今回の万博の入場者数は、愛・地球博のおよそ2倍のようです。敷地面積も約2倍のはずなんですが、本当に酔いそうなほどの人混みでしたよ。

ええのぉ。うらやましす

上海だなんてうらやましいです! 私も中国は行ってみたことないですね。 中国語をよく分からないが関係ありませんか?

余談だが2005年初めて大阪に行った時愛知エキスポをしていました。 その時名古屋にも行ってみようかと思って考えていたが時間と費用問題であきらめた思い出します。 今は近鉄パスを使えば安くて便利なことを知っていますが^^;;

>きがないさん
あのタイミングで行っておいてよかったです。1ヶ月遅かったらどうなっていたことやら…(苦笑)

>Tabiperoさん
私も中国語はさっぱり分かりませんが、文字なら7割くらいは理解できました。漢字の力、恐るべしです。韓国ではそうはいきませんよね(^^;;
愛知万博、懐かしいですね。あのときは韓国人の旅行客もたくさん見かけましたよ。跡地が記念公園になっているので、ぜひまたどうぞ。
Comment Form
公開設定

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。