夏の北海道(2010.7) その2~夕張・トマム編

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 ▲北海道千歳市の街はずれ、千歳東IC付近で。北海道らしい広大な農村風景が広がる。

(前回からの続き)
支笏湖から戻ってきて再び千歳市の中心部へ。女子高生撮影疑惑の降りかかったインディアン水車通りを通り抜け、千歳東ICを目指して国道337号を北上した。
しばらく走ると突然市街地が終わり、急に広大な農村風景が広がった。北海道の道路を走ってみて思ったが、こんなふうに市街地から突然田舎になることがよくある。
千歳東ICから道東自動車道に入り、ここからは夕張方面を目指した。

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 ▲道東自動車道。最初のうちは4車線だったが、やがて上下1車線ずつに減少する。
北海道の高速道路はガラガラでキタキツネとエゾシカしか走っていない、などとよく馬鹿にされるが、普通にそこそこ交通量はある。私の印象では、本州の高速道路ともさほど変わらないように見えた。

千歳東から30kmほどで、終点の夕張ICに到着した。
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 ▲夕張ICで。折しも高速無料化社会実験が始まったばかりで、見ての通り千歳東からは無料になっている。交通量が多かったのは、この社会実験の影響もあるのかもしれない。

ここから先は高速道路が未開通なので、しばらく一般道(国道274号)を走ることになる。

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 ▲夕張市紅葉山(もみじやま)の小さな市街地(写真は2日後の7月13日撮影)。
国道274号から夕張市街への入口にあたり、近くにはJR新夕張駅もある。北海道らしい、こぢんまりとした田舎町だ。

市街地を抜けてしばらく走ると、北海道物産センター夕張店という大きなドライブインがあったので立ち寄った。
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 ▲北海道物産センター夕張店(7月13日撮影)。写っているのは同期のI田氏。
過疎化に高齢化、そして財政破綻と、暗い話題で持ちきりの夕張だが、それなりに賑わっている印象だ。ただ、右奥に見えるレストランは廃墟になっていた。

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 ▲夕張といえば何と言っても夕張メロン!思わず衝動買いしてしまった。
夕張メロンソフトクリームや夕張メロンゼリー、さらには夕張メロンサイダーなどいろいろあったが、やはり生で食べるのが一番だ。新鮮でみずみずしく美味しかった。

さらに、夕張はかつて炭鉱の街として栄えていたことから、こんなものも売られていた。
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 ▲石炭シュークリーム。生地に竹炭が練り込まれているようだ。
見た目は物凄いインパクトだが、味はごく普通。同じく石炭ドーナツという真っ黒なドーナツもあった。

ちなみにこの物産センター、メロン熊という正直グロテスクなキャラクターで売り出し中のようで、店内のあちこちにメロン熊グッズが売られていた。上の写真のカットメロンの値札にも描かれている。

そろそろ夕張ともお別れし、延々と山道の続く国道274号・道道610号・道道136号を50kmほど走ると、ようやく占冠(しむかっぷ)村の中心部に出てきた。

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 ▲占冠村の中心部。延々と山奥を走って来ると、こんな風景でも大都会に来たように感じてしまう。
ちなみに「占冠」という地名は、アイヌ語の「シモカプ」(静かで平和な川の上流という意味)に由来するそうだ。

ここから再び高速道路。占冠ICから次のトマムICまでの区間は2009年10月に開通したばかりで、レンタカーのナビにはまだ載っておらず、山の中を飛行しているように表示される。たった1区間だが25kmほどの距離があり、しかもどちらも同じ占冠村の村内だ。北海道の広さを痛感する。ちなみにこの区間も無料だ。

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 ▲ようやくトマムICに到着。カタカナのICというのも珍しいものだ。
元々「トマム」とはアイヌ語で「湿地」という意味で、一応「苫鵡(とまむ)」という漢字もあるのだが、現在ではほとんど使われておらず、もっぱらカタカナで書かれる。

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 ▲トマム集落付近で。このあたりから小雨が降り始めた。日没も近付いてきたため、なんとなく物悲しい風景だ。

トマムICから山間の道を5kmほど走り、ようやくホテル「アルファリゾート・トマム」に到着した。前回の記事の冒頭にも載せた、あのタワー型の巨大なホテルだ。

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 ▲LLPさんのリクエストで、ホテル18階の客室からの眺め(7月13日撮影)。
手前に見えるのは、アルファリゾート敷地内のゴルフ場。奥に見える、山が削られているところが道東自動車道(占冠-トマム)だ。

この後はホテル内のレストランで講演を聴いてから夕食をいただき、露天風呂の温泉に入浴した。…と言っても、レストランや温泉はホテル棟から何百mも離れたところにあるので、圏内の巡回バスを利用することになる。巡回バスは大型の観光バスだったり、路線バスタイプの車両だったりするが、ほぼ15分おきに運行されていて便利だ。
夜になるとさすがに涼しく、半袖で外を歩くと寒いほどだった。今ごろ名古屋はどれほどの熱帯夜なのだろうか、と思いつつ。。

こうして、でかいでかい北海道の旅は無事に一日目を終えた。
2日目は富良野・美瑛・旭川方面に行ってきたのだが、それについてはまた次回の記事をお楽しみに。

(続く)
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Comment

夕張市に対しては破産した地方自治体で以前に聞いて知っていました。 隣ブログでこういう動画に対して知ることになりました。

http://www.youtube.com/watch?v=E-_ETYBCppw

このごろは事情がちょっと良くなったのか分からないでしょうね。

最近日本の鉄道の便りを見れば休日高速道路料金上限線が1000円になったという話を聞いたし、鉄道が大きい打撃を受けていると聞きました。 日本の高速道路通行料を見れば驚くことになるが、料金がおりていますね。

富良野・美瑛の景色がとても良いと聞いてきたので次のポスティングも期待します。

>Tabiperoさん

こんな動画があったんですね。窮地を逆手にとってネタにしてしまう、このたくましさが本当に泣けてきますね。
夕張にしても筑豊(福岡県)にしても、石炭で栄えたところはどこも衰退が激しいです。

日本の高速道路ですが、最近は休日1000円となっただけでなく、一部区間が無料になりました。
消費者としては喜ばしいことですが、鉄道はますます肩身の狭い思いをしているようです。
鉄道ネタも後半の方で出てきますのでお楽しみに。

富良野と美瑛は、今回の旅行の中でも特に感動したところです。次回をご期待ください。

道東自動車道の写真、「え、これ本当に高速道路?」って思ってしまいました。とりあえず開通させた感が感じられるのは気のせいでしょうか?

紅葉山、どこかで聞いたようなと思ったら、新夕張駅の旧駅名ですね。当時の駅名標も駅前に残っています。
夕張にはこの新夕張駅から列車で行ったことがありますが、駅周辺にはスキーの時期だけ人がいそうなホテルがあるくらいで、他に何もなかったのが印象に残っています。
そこで買った夕張メロン羊羹は・・・・・・やっぱり夕張メロンは生で食べるのがいいですよね(笑)。

>迷いネコさん

両側暫定の2車線で開通した高速道路は大体どこもこんな感じですよ。暫定なので、「とりあえず開通させた」というのはあながち嘘じゃなかったりします。
このあたりは帰りにも通ったんですが、夕張市街には行けずじまいでした。新夕張からそれほど遠くないんですが、万が一飛行機に乗り遅れたら大変なので。結局かなり時間が余ってしまったんですが…。
羊羹まであるんですか!せっかく本場に来たのなら、やっぱり生が一番ですよね。
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