ちょっと遠回りな東京旅行(2009.9) その10~金町編

(前回からの続き)

2009.9.25
長かったように思えるこの旅行も、ようやく3日目。この日は新宿のホテルを早朝に出発し、JR新宿駅に向かった。

新宿東口中央通り
朝6時過ぎの新宿東口中央通り
賑やかな新宿も、こんな時間は人通りもなくひっそりとしている。ただ、あちこちから生ゴミのようなあるいは吐瀉物のようなにおいが漂ってきて、深夜の喧噪の余韻を感じさせる。
奥に見える不思議な形のビルは、モード学園コクーンタワー。名古屋のモード学園スパイラルタワーズは毎日のように眺めているが、こちらは昨年出来たばかりで、初めてお目にかかった。

さて、この日はまず、葛飾区の金町(かなまち)というところに向かった。
金町という名前を聞いてもピンと来ない人が多いと思うが、寅さんで有名な柴又と、両さんで有名な亀有の、ちょうど中間に位置する街だと言えば、なんとなくイメージが掴めるだろう。東京23区の北東の端に位置し、付近一帯はいかにも典型的な下町だ。
実は、金町には以前にも何度か来たことがあり、比較的馴染み深いところなのだが、ここ数年ずっと来ていなかったので、久々に行ってみようと思ったのだ。
新宿から金町へは、山手線と常磐線を乗り継いて行くことになる。平日の朝の山手線といえば凄まじい混雑を思い浮かべるが、まだ6時台。ラッシュが始まる前に乗ったので、驚くほどガラガラだった。

さて、金町駅に到着。
金町駅2番線(上り)の発車メロディ。数ある発車メロディの中でもほんわかスローペースで、この駅でしか使われていない曲だ。あまりに長すぎるので滅多に最後まで流れないが、いよいよラッシュが始まり、珍しく最後まで流れている。私もフルで聞いたのは初めてだ。
ちなみに反対側の1番線もほのぼのしていて好きな曲なのだが、こちらは下りなので乗降も少なく、なかなか最後まで流れなかった。

駅の外に出て、数年ぶりに金町の街を眺めてみたところ、なんだか様子がおかしいことに気付いた。
駅前の商店街のアーケードが無くなっているのだ。

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ここが全蓋式アーケードの「ベルシティ(すずらん通り)商店街」の入口だったところだ。
比較のために、以前来たときに撮った写真を見てみよう。


金町駅ホームから眺めた南口駅前全景(2005年5月5日撮影)。右の方に、「BELL-CITY」と書かれたアーケードの入口が見える。
※なお、アーケードがあった当時の詳しい様子は、「多摩地区そして日本各地の画像集」さん金町のページでご覧になれます。

金町ベルシティ
ベルシティ(すずらん通り)商店街
アーケードが無くなったばかりか、背後に巨大なビルが建っていて、景色が大きく様変わりしている。

地元の人の話によると、アーケードは再開発のため、今年の2月ごろに撤去されたそうだ。そして、その再開発によって建てられたのがこの複合ビル、ヴィナシス金町だ。
ヴィナシス金町
41階建て、高さ138.2mで、商業施設、葛飾区立中央図書館、住宅などからなっている。こちらは今年の6月に竣工したとのこと。
前に来たときは、名古屋の円頓寺にも似たごちゃごちゃしたディープな雰囲気の商店街だったが、いつしか、良く言えば洗練された、悪く言えば無機質な街並みになってしまった。数年経てば街並みはあっという間に変わってしまう、ということをつくづく実感する。

その後、郵便局が開く9時まで、金町駅周辺の商店街をぶらぶらと散策することにした。

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ベルシティとは反対側の北口から東に伸びる、金町駅前通り商店街

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駅前通りをさらに東へ進み、北東に斜めに伸びるのが昌明通り商店街

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北口の西側に広がる金町銀座商店街

金町栄通り商店街
こちらは南口、京成金町駅の南側から南西に伸びる栄通り商店街

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金町駅の南西、末広小学校の近くを通る金町末広商店街。駅からやや離れているので庶民的な雰囲気だ。東京の商店街はレンガ敷きやカラー舗装のところが多い気がする。私の地元の名古屋ではあまり見かけない。

9時を過ぎたので、今度は郵便局巡りを開始。
まずは葛飾新宿郵便局の中にあるゆうちょ銀行葛飾新宿店へ。
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「しんじゅく」ではなく、「にいじゅく」と読む。ちなみに今朝までいたのは「しんじゅく」の方。
交通量の多い国道6号(水戸街道)沿いにでーんと構える大きな建物だ。ところがここ、「ゆうちょ銀行葛飾新宿店」というゴム印が無いらしく、「葛飾新宿」だけのゴム印しか置いていないという。何だそりゃ。こんなのは初めてだ。局員さんは申し訳なさそうだったが、それほどこだわる性格でも無いので、「構いませんよ」と言って押していただいた。

そして再び金町駅の北側に戻り、葛飾東金町二郵便局に寄ってから、またまた南口に戻り、今度は京成電鉄の金町駅にやって来た。
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JR金町駅の南口にこぢんまりと建つ京成金町駅
ここから出ている京成金町線は、金町・柴又・高砂のたった3駅からなるミニ路線。金町-柴又間はなんと単線で、昼間は4両の電車が20分おきに行ったり来たりしている、東京23区内とは思えないほどのローカル線だ。実は3年ほど前に一度だけ乗ったことがあるが、地域に密着した温かな雰囲気が気に入ったので、また今日も乗ってみることにした。


次回はこの京成金町線と京成本線を乗り継ぎ、堀切という街を目指します。

(続く)
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