2013夏・韓国【1】 旅の初日は4年半ぶりの昌徳宮と南大門へ

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 ▲朝鮮王朝の王宮「昌徳宮」の庭園、後苑(秘苑)で。

しばらく更新が滞っていました。ここ最近は、韓国、高山・松本、南伊那、和歌山、軽井沢と旅行三昧の数ヶ月間だったので、これからまた少しずつ更新していきます。

さて今回からは、去る7月25日~28日の3泊4日の韓国旅行について紹介していこう。韓国を訪れるのは、2011年8月以来、約2年ぶり、4度目になる。ちなみに前回の記事で紹介した沖縄旅行のたった2週間後のことである。

早朝に自宅を出発し、中部国際空港から9:15発大韓航空KE752便(Boeing777-200)に搭乗。ゲート番号が見慣れない3ケタの数字なので、何かと思ったらまさかのオープンスポット(バスで移動し、屋外から階段を上がって搭乗するアレのこと)。オープンスポットは2011年の冬に高知空港で経験して以来、約2年半ぶりだ。ちなみにセントレアでは初めての体験。
そして、飛行機は四日市、近江八幡、福知山、倉吉、浦項、安東河回村、忠州、烏山、霊興島などの上空を順調にフライトし、仁川国際空港には11時過ぎに到着した。
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 ▲空港に着いて最初にすることといえば、お金の両替。ということで、仁川空港郵便局へ。
ただ、ここに来たのにはもう一つの目的がある。2009年12月から始めた、韓国での旅行貯金のためだ。2011年8月の光化門郵便局以来、約2年ぶりに使う韓国の貯金通帳だが、ちゃんと使うことができた(ちなみに時効は10年とのこと)。2年の間に利子が80ウォン付いていたのでちょっと得した気分。

その後は、仁川国際空港駅から空港鉄道でソウル駅へ。ソウル駅前のホテルにチェックインし、しばらく休憩してから、地下鉄で世界遺産・昌徳宮(チャンドックン)にやって来た。
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 ▲景福宮とともに有名な朝鮮王朝の王宮、昌徳宮
ここに来るのは2009年2月以来、約4年半ぶり。ちなみに2年前にも来たが、そのときは休宮日だった。仁川空港はどんよりとした天気だったが、すっかり青空に恵まれた。

さて、この昌徳宮には後苑(フウォン)と呼ばれる広大な庭園があるのだが、文化財保護のためツアー形式での観覧のみに制限されている。1日13回あるツアーのうち、日本語のツアーは2回のみ(2013年現在)。今回は14:30からの日本語ツアーに参加することにした。

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 ▲まずは後苑の入口近くにある芙蓉池(プヨンジ)へ。
ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」にも登場した、比較的有名な場所だ。奥に見える魚水門(オスムン)をくぐった先にある宙合楼(チュハムヌ)は、王室図書館として使われていた建物。

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 ▲芙蓉池で。大都会・ソウルのど真ん中とは思えないほど自然豊かな庭園だ。
前回の訪問時は真冬だったので、池がバリバリに凍っていて寂しい景色だったが、夏に来ると随分印象が違う。

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 ▲こちらは芙蓉池のさらに奥にある愛蓮池(エリョンジ)
蓮の花が好きだった19代王・粛宗(スクチョン)が造った池で、王と王妃が散策を楽しんだ場所だという。秋の紅葉のシーズンにも来てみたい。

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 ▲後苑のあちこちで見かけた韓国の国鳥、カササギ
韓国では「カチ」と呼ばれ、昔から縁起の良い鳥とされている。昌徳宮だけでなく、ソウルの街中でも非常によく見かける。

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 ▲さらに奥に進むと、観纜池(クァルラムジ)を中心とするエリアにたどり着く。
左手に砭愚榭(ピョムサ)、右手に尊徳亭(チョンドクチョン)が見える。そして、手前に写っている女性はツアーを引率するガイドさん。日本語がとても堪能な方だった。前回の訪問時は、後苑だけでなく昌徳宮全体がツアー形式での観覧のみで、時間が合わずやむなく韓国語のツアーに参加したのだった。

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 ▲尊徳亭と砭愚榭の間には、このような敷石が並んでいる。
これは、幼い皇太子が王としての歩き方を練習するためのもの。がに股でこの石を踏みながら歩くと、王らしい威厳のある歩き方になるのだという。最前列でその説明を聞いていたら、突然ガイドさんに「ちょっとやってみて」と指名され、みなさんの注目を浴びながら実演する羽目になった。

続いて、後苑の最奥部を流れる玉流川(オンニュチョン)周辺へ。昌徳宮の入口から実に1.3kmのところにある、まさに秘境のようなところ。朝鮮時代の王たちは、こんな広大な敷地で散策を楽しんでいたのだ。

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 ▲逍遥巌(ソヨアム)。U字型の溝を流れた水が滝となって流れ落ちるようになっている。
王たちはここに杯を浮かべ、それが自分の前に流れてくるまでに詩を作る「流觴曲水宴」を楽しんでいたという。

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 ▲清漪亭(チョンイジョン)
周りは水田になっていて、王が豊作を祈願するため、また農民の暮らしを知るために自ら田植えをしていたのだという。このため、清漪亭の屋根は珍しく藁葺きになっている。

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 ▲ツアーの最後に立ち寄った、奉謨堂(ポンモダン)のイブキ
樹齢約750年の巨木で、天然記念物にも指定されている。前回の訪問時にもツアーの最後に立ち寄ったのを思い出したが、そのときはもっと大きな木だった記憶がある。それもそのはず、3年前に台風で折れてしまい、半分以下の高さになってしまったのだ。

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 ▲これが前回の訪問時(2009年2月7日)に撮影した奉謨堂のイブキ。残念なことだ。

これにて後苑のツアーは終わり。最後になって知ったことだが、ツアーで一緒になって話をした女性2人組が、なんと同じ県の同じ市内に住んでいる方だった。しかもその方たちの勤務先が、私の自宅からも見えるところだったとは。世間って狭すぎる!

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 ▲ツアーの後は、昌徳宮の正殿である仁政殿(インジョンジョン)へ。
昌徳宮を象徴する建物だが、実は2度も焼失しており、現在の建物は1804年に再々建されたもの。

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 ▲前回の訪問時はあまりじっくりと見られなかった熙政堂(ヒジョンダン)
屋根の上に取り付けられた魔除けの像は「雑像(チャプサン)」といい、他の建物にも取り付けられているが、熙政堂のものはよく目立つ。

園内の売店「トングォルマル」で柚子茶を飲みながら一休みし、最後に楽善斎へ。

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 ▲李方子女史が晩年を過ごした建物、楽善斎(ナクソンジェ)
李方子(イ・バンジャ/り・まさこ、旧姓:梨本宮)とは、朝鮮王朝最後の皇太子・李垠(イ・ウン)のもとへ日本から嫁いだ女性。日本ではあまり知られていないが、韓国では非常に尊敬を集めていた人で、趣味の七宝焼で資金を集め、夫とともに心身障害者のための福祉事業に情熱を注いでいたという。

これにて昌徳宮の散策は終わり。詳しくはまっちの街歩きホームページで紹介しているので、そちらもどうぞ。

この後は、昌徳宮の前からタクシーで南大門(ナムデムン)へ。夕方のラッシュと重なり、ソウル市内はかなりの渋滞で、3kmほどの道のりに20分以上もかかってしまった。

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 ▲2008年に火災で焼失し、今年5月に復元されたばかりの崇礼門(南大門)
2009年の冬に訪れたときはまだ復元工事の真っ最中だった。

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 ▲そしてソウルを代表する観光地、南大門市場(ナムデムンシジャン)へ。
ここも2009年の冬以来、4年半ぶりの訪問。前回来たときは街並みの写真を撮るのに夢中で何も買わなかったが、今回は土産物やら衣類やらをたくさん買い込んだ。ただ、もう夕方6時半を過ぎていたので、もう店じまいするところが多かった。

一旦ホテルに戻って休憩し、ここから再び地下鉄で明洞(ミョンドン)へ。日本人観光客にも馴染み深い、ソウルを代表する繁華街だ。いつ来ても賑やかな街だが、何だかおのぼりさんのようで恥ずかしくなる。
ここで、いつもお世話になっているソウル在住のTabiperoさんと待ち合わせ、一緒に夕食をとることに。向かった先は、ガイドブックには必ず載っている有名店、「明洞餃子 本店」だ。
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 ▲コングクス(冷たい豆乳スープの麺料理)とマンドゥ(韓国風餃子)のセットをいただく。
暑い中を一日中歩き回ったせいであまり食欲が出なかったが、それだけにあっさりとしたコングクスはお腹に優しくてちょうど良かった。クロレラが練り込まれているという緑色の麺も何だか体に良さそう。韓国料理は辛いばかりじゃないのだ。

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 ▲その後は、南大門の「A TWOSOME PLACE」で、デザートのパッピンス(かき氷)をいただく。

ということで、盛りだくさんの韓国旅行1日目はこれにて終わり。

ちなみにこの日の宿所はソウル駅前の「ホテルマヌ(호텔마누)」。ソウル駅と南大門市場の中間にあり、どちらも徒歩圏。2012年にオープンしたばかりで、設備は新しく綺麗だ。日本人が多いのか、変換プラグ不要な日本仕様の100Vコンセントがあり、USB充電プラグもある。客室ではパスワードなしでWi-Fiがサクサク繋がるし、本当に文句なしの利便性の高いホテルだった。ソウル駅を拠点に韓国の地方を旅行する方には特におすすめだ。

さて、翌日はソウル駅から高速鉄道「KTX」に乗り、韓国南部の古都・慶州(キョンジュ)を目指します。
(続く)
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