真夏の沖縄旅行・2―海中道路・勝連城跡から那覇新都心へ

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 ▲ホテルから外に出ると、そこはもうビーチ。国頭郡恩納村・リザンシーパークホテル谷茶ベイで。

前回から続く、沖縄旅行シリーズの2日目。
この日は朝早くにホテルを出発し、沖縄本島の中部に位置する「うるま市」周辺を観光することにした。
「うるま」とは「珊瑚の島」という意味の古語で、いわゆる瑞祥地名。2005年に具志川市・石川市・勝連町・与那城町が合併して出来た新しい市だ。
まずは旧具志川市の中心街へ。道すがらの郵便局に立ち寄りつつ、ちょっとだけ街並みを散策。

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 ▲安慶名(あげな)郵便局の正面にはこんな薄ら寂しい廃墟があった。
剥がれ落ちた看板にはおそらく「安慶名会館」と書いてあったのだろう。このあたりは区画整理が進行中のようで、新しくて垢抜けた街並みが続いているが、ここだけ時間が止まったかのようだ。

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 ▲街中にはこんな沖縄ならではの看板も。

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 ▲そして、最初にやって来たのは、沖縄本島と平安座島を結ぶ海中道路
その名の通り、海の中を走っているような感覚が味わえる人気のドライブコースだ。橋ではなく浅瀬に造られた堤防のような道路なので、満潮時に訪れないとマリンブルーの景色は楽しめないので注意が必要。それもあって、この日はわざわざ朝早くに出発したのだ。

実際に訪れてみると、道幅が広いためか思ったより「海の中を走ってる」感に欠ける。ガイドブックなどには美しい写真がたくさん載っているが、やはり上空から見ないとこのダイナミックさは伝わらないようだ。それでも、浅瀬に丸っこい岩がゴロゴロと転がる風景は、本土では見られない独特なもので興味深い。

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 ▲海中道路の途中にある「海の駅 あやはし館」で休憩。
船のような形の建物の中には、レストランや土産物屋が入っている。「天ぷら」「さしみ」「アイスクリーム」の文字に誘惑されるが、この日はお昼に食べに行くお店が決まっていたのでぐっと我慢。

さて、この海中道路を渡った先には平安座島(へんざじま)があり、さらに宮城島(みやぎじま)、そしてその奥にある伊計島(いけいじま)までが橋が繋がっている。当初は平安座島にある平安座郵便局と宮城島にある上原簡易郵便局だけを訪れて引き返す予定だったが、せっかくだから一番先っぽまで行ってみようということになり、伊計島の最先端を目指すことにした。

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 ▲途中の宮城島から眺める金武湾。
海のど真ん中に何やら構造物があるが、何だろう。平安座島にある石油基地の関連施設だろうか。

写真は無いが、この宮城島も沖縄の原風景のような古い集落が残っていて、とても魅力的なところだった。

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 ▲そして伊計島へ。最果て感がたまらない。
この伊計島には巨大なリゾートホテル「ビッグタイムリゾート伊計島」があったようだが、昨年の2月に閉鎖されたようだ。立入禁止のバリケードが設けられ、侘びしい雰囲気が漂っていた。

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 ▲一面に広がる丘の光景は、沖縄のはずなのにどこか北海道にも似ている。

伊計島の先端部までクルマでやって来て、そこからは徒歩で、見たこともない謎の花や果実が無造作にぶら下がる不気味な獣道を進んで行くと…
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 ▲伊計島灯台があった。1977年に海上保安庁により設置されたとのこと。
観光地ではないので、ただぽつんと灯台が建っているだけなのだが、最果てまでやって来たという満足感は得られた。

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 ▲灯台からさらに奥に進む道があるので行ってみると、こんなところに出た。

真新しい標示板には次のような文章が書いてあった(原文ママ)。
「神場のお仕事 一、真筋正しを改めるお許しをえます。 一、水子御返上の儀式を致します。 一、血の道を治すためにお詫びとお許しを得ます。 注 元家の御未知門を通して参拝が許されます。」
「此処は聖なるお所です 主様が遺はされた男神と女神がお立ちになられます。 主様から精子と卵子を神々が受授されその男と女の精神に合った子宝が与えられます。 ●主のご命令に依り創立 一九七七年旧二月二〇日 子日」

1977年ということは灯台が建てられたのと同年のようだが、これは一体何なんだろう。文面からして、子孫繁栄を祈る場所なのだろうか?ともかく、何やら仰々しいことが書かれているので怖くなり、そそくさと退散する。

さて、再び海中道路を渡って沖縄本島に戻り、続いてやって来たのは世界遺産「勝連城(かつれんぐすく)跡」。ここは前々から行きたいと思っていたところだ。

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 ▲勝連城跡。思ったよりも壮大な建物だ。
13~14世紀に築かれたこの城は、天下統一を目論んで、琉球王国による支配に最後まで抵抗したという阿麻和利(あまわり)の居城だったところ。もっとも琉球の歴史はあまりよく分からないが、ここから眺める景色は絶景だった。

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 ▲中城湾と、その奥には知念半島がうっすらと見える。しかしすごい色だ。

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 ▲先ほど渡ってきた海中道路。左端に見える綺麗な台形の島は平安座島。香川県の屋島のようだ。

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 ▲はるか遠くに沖縄市街(コザ)が見える。
左の方に大きく見える茶色いビルが沖縄市役所だ。夜景も綺麗なんだとか。

しばらく景色に見とれていたが、城と言っても炎天下で何も遮るものが無いので猛烈な暑さ。このままでは干からびてしまいそうなので、麓にある休憩施設に避難し、「沖縄生まれの熱中対策水」とやらを買って飲む。沖縄県産の黒糖と塩が入っているらしく、普通のスポーツドリンクのようで飲みやすかった。

さて、その後は沖縄北ICから高速道路を一気に南下し、県都・那覇にやって来た。

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 ▲最初に訪れたのは、那覇市の北部に位置する新しい街、那覇新都心(おもろまち)
1987年に返還された米軍住宅の跡地に開発された、ニュータウンのようなところだ。

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 ▲那覇新都心の中央、県立博物館前で。垢抜けた街並みが続いているが、沖縄らしさはゼロである。

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 ▲那覇新都心の玄関口、ゆいレール(沖縄都市モノレール)おもろまち駅
綺麗に整備された駅前広場にペデストリアンデッキ。本土の大都市近郊のような風景だ。

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 ▲おもろまち駅前から新都心公園にかけて延びる道路。
名古屋の100m道路のように中央分離帯が公園になっている。奥に見えるアーチは「おもろ天空橋」。これも名古屋のセントラルブリッジみたいだ。ただ、まだまだ開発途上で、歩いている人は少ない。いや、炎天下だからか。

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 ▲アーケード商店街のように開放感溢れるサンエー那覇メインプレイス
こちらは冷房が効いて過ごしやすいので、たくさんの人たちが食事をしたり談笑したりしている。

そして我々は、この那覇新都心で最も沖縄らしくないお店で昼食をいただくことにした。
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 ▲北海道名物・スープカレーの店、「札幌スープカリィPao」だ。

わざわざ沖縄に来て北海道の名物を食すというのもおかしな話だが、同行者のI氏が極度なまでのスープカレーマニアなのだ(そういう私もかなりのスープカレー好きではあるが)。注文したのは「やわらか骨つきチキンカリィ」、もう名前からして美味しそう。サラダとライスが付いて880円。予約してあったので、フリードリンクもサービスで付いてきた。
珍しい具材としては、ブロッコリーと玉ねぎが入っていること。特に玉ねぎは旨みが凝縮されていてとても美味しかった。ごちそうさまでした!

さて、ずいぶんあちこち回ったような気がするが、これでもまだまだお昼。この後は、沖縄一の繁華街・国際通りから平和通り、そして第一牧志公設市場の周辺を、隅から隅まで歩き倒します。
(続く)
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Comment

沖縄シリーズ、楽しく拝見しております。
それにしてもすごい海の色ですね~。
快晴に恵まれて、ホントいいですね。

実は私も伊計島にはドライブしたことがあり、
最果ての小さなビーチで遊んだことがあるんですが、
当時は今ほど写真に熱が入っておらず、
写真はほぼありません…。残念。

勝連城からの景色はすごいですね~。
未訪問なのでここは行ってみたいです。
ついでに伊計島までまた行ってみましょうかね…。

次は牧志公設市場界隈のあの迷路のような商店街ですか!
これは期待せざるを得ませんね!

>ねじまきさん

今回の旅は3日とも天気に恵まれて本当に良かったです。
曇り空ではマリンブルーの美しさも半減ですからね。

伊計島、のんびりとしていいところですね。でも個人的には、その手前にある宮城島の方が、高台の上にある集落の景色が印象に残ってます。またいずれ再訪したいです。
そして勝連城は本当にオススメです。360度のパノラマビューは写真ではうまく伝えられませんが…。

では次回もぜひお楽しみに!
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