ちょっと遠回りな東京旅行(2009.9) その7~高崎編

(前回からの続き)

峠の釜めしを食べながら信越線の電車に揺られ、12時31分、終点の高崎駅に到着した。
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高崎駅西口。長野以来の大きな駅だ。人通りも多く、急に大都会に来たような気がする。広々としたペデストリアンデッキには、お洒落に制服を着こなした女子高生たちが賑やかに歩いていた。釜めしを食べながら群馬県の純朴な風土なるものを思い浮かべていたが、そんな考えはどこかに吹っ飛んでしまった。

高崎駅西口風景
高崎駅西口風景。いかにも大都市近郊の駅前らしい風景だ。随分遠回りしてきたが、いよいよ東京に近付いてきたな、という感じがする。
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高崎駅西口付近で。

高崎市は、県庁所在地の前橋市とほぼ張り合うような規模の都市で、人口規模もかなり似通っている。ただ、交通の要衝という性格から、商業の発展に関してはむしろ前橋市を上回るとも言われており、商店街が非常に発達している。
たかさき商店街マップを見ると、高崎駅西口を中心に縦横無尽に商店街が形成されていることがわかる。また、一般の地図を見ると分かるが、紺屋町、鞘町、鍛冶町、寄合町といったいかにも城下町らしい地名がたくさん残っているのも嬉しい。時間の都合上、全てを回ることは出来なさそうだが、じっくりと街歩きを楽しんでみよう。

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高崎駅西口から西に伸びる、高崎駅前通り商店街。ここが高崎の目抜き通りといったところか。電線地中化がされ、洒落た街路灯が並び、都市の貫禄が感じられるすっきりとした景観になっている。途中、通り沿いにある高崎駅前通郵便局にも寄った。

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こちらは駅前通りのあら町交差点から南に伸びる、あら町南大通り商店街
旧中山道にあたるが、道路は拡幅が進み、先ほど横川で歩いた旧中山道とはまるで雰囲気が異なる。

さらに駅前通りを西に進み、高崎城のお堀の中にある高崎市役所にやって来た。
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21階建て、高さ102.5mと、地方都市の市役所とは思えないほど立派な建物だ。中に入ると、リストの“ラ・カンパネッラ”が聞こえてきた。2階のロビーでコンサートをやっているようだった。
コンサートも捨てがたいが、あまり時間がないので、エレベーターに乗って最上階の展望ロビーに向かった。
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高崎市役所21階展望ロビー。市役所の一部なのでもちろん入館無料だが、その割にはとても立派な施設だ。平日の昼間だが、そこそこ人も多く賑わっていた。

高崎市役所21階展望ロビーより高崎駅方面
高崎駅方面。今歩いてきた広い駅前通りが中央に見える。

高崎市役所21階展望ロビーより碓氷川・妙義山方面
烏川・碓氷川方面。ちょうど先ほどまでいた妙義山のあたりがこの方角になるのだが、遠くが霞んでいてよく見えない。

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前橋方面。関東以外の人にはあまり知られていないが、高崎と前橋は隣町で、意外と近いのだ。
遠くに見える薄茶色の大きな建物は群馬県庁。33階建て、高さ153.8mと、あちらもかなり巨大なビルだ。群馬県のお役所は高層ビルが好きなのだろうか。

しばらく景色を堪能した後、高崎城址の公園を北に向かった。ちょうど高校の下校時間帯のようで、周辺は大勢の高校生たちで賑わっていた。
そして、高崎城址のすぐ向かい側、お堀の真横に建つ高崎高松郵便局にやって来た。和風にデザインされた建物で、街路樹に囲まれ、爽やかな雰囲気の郵便局だ。そして、局員さんもなぜか水色のポロシャツを着ていた。クールビズだろうか。しかし他の局では見たことがないが。

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高松郵便局の向かい側にある百貨店、スズラン。前橋に本社を置き、前橋・高崎・沼田に店舗があるようだ。大手百貨店が幅を効かす中、こういう地場の百貨店が頑張っているのを見ると嬉しくなる。

さらに高崎城のお堀の中を北に進む。お城の周辺が官庁街になっている都市は多いが、高崎もそうらしく、威圧感のあるお役所の建物がずらりと並んでいる。
そして、その並びにある高崎郵便局の中のゆうちょ銀行高崎店へ。大きな郵便局らしく、やや混んでいて3人待ちだった。また、ポケットティッシュをくださる郵便局が多い中、ここは珍しくマスクをくださった。相変わらず新型インフルエンザが流行し続けているので、これはありがたい。

再び市街地に戻り、続いて中央銀座商店街という高崎市で唯一の全蓋式アーケードの商店街にやって来た。
中央銀座商店街
映画のセットのような、何ともレトロな商店街だ。名古屋で例えるなら、間違いなく大須ではなく円頓寺的な雰囲気である。それでいてそこそこ賑わっていて、また歓楽街的な雰囲気も持ち合わせている。個人的にこういう雰囲気の商店街は大好きだ。

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こちらは中央銀座商店街の中ほどから西に伸びている小さな商店街。街路灯には「電気館通り」と書いてある。電気館といえば、明治から大正にかけて全国で流行った映画館の名前だが、ここもおそらくそうだろう。地図で見ると、この奥にはどうやら大規模な歓楽街が形成されているようだが、時間の都合上、そちらには行けなかった。

中央銀座商店街を南に戻り、アーケードを抜けると、さやもーる商店街というところに出た。
さやもーる商店街
「さやもーる」という名前は、高崎市鞘町(さやまち)という地名に由来する。こちらはカラー舗装や街路樹、街路灯が整備され、ちょっと洒落た雰囲気だ。

さやもーる商店街の標識 さやもーる商店街の街灯
わざわざこんな標識も設置されている。同様のものは高崎市街のあちこちで見かけたが、通り名というものにこだわっているのがよく分かる。
街路灯の柱にも「さやもーる」の文字があり、なかなか凝っているようだ。

高崎の旧中山道
こちらはさやもーるの東側に位置する協同組合西口中央名店会。あら町南大通りの続きで、こちらも旧中山道にあたる。ところどころに片屋根式アーケードが設置され、古くからのメインストリートといった雰囲気だ。

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こちらはさらに東側を並行する通り。たかさき商店街マップでは「東一条通り商店会」となっているが、街路灯の看板には「IKEIKE STREET」と書いてある。イケイケストリートって…。

イケイケストリート
ネーミングはともかく、個性的なお店が建ち並び、側溝には竹を組んだ装飾がしてあったりと、凝った演出もされている。

もう少しじっくりと歩いてみたいところだが、そろそろ時間が迫ってきたので高崎駅に戻ることにしよう。


次回は、高崎駅から高崎線の電車に乗り、さらに南を目指します。今度こそ東京にはたどり着けるのでしょうか?

(続く)
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Comment

こんばんは。
年末の旅のネタとして高崎の中央銀座商店街を検索して、matchさんのブログを発見したので思わずコメントを…。
やっぱりなかなか良さそうな場所ですね。プランに組み込もうと思います!

>ねじまきさん

おっと、これまた懐かしい…ちょうど3年前のネタですね。
高崎は典型的な絵に描いたような地方都市で、程よくひなびた感が魅力的でした。
冒頭でリンクしてある「たかさき商店街マップ」が便利ですので、そちらもご覧くださいね。
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