早朝の広島駅前散策、そして岡山・後楽園へ

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 ▲金沢の兼六園、水戸の偕楽園とともに、日本三名園として知られる岡山の後楽園
江戸中期に、岡山藩二代藩主・池田綱政により造られた庭園だ。新緑が眩しい。

前回の記事までで一日かけて広島を散策した翌日は、広島に次ぐ中国地方第二の都市、岡山に向かった。時間を有効に利用するため、なんと早朝6時にホテルを出発し、1kmほど離れた広島駅までちょっとした散策を兼ねて歩くことに―。
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 ▲広島駅に向かう途中で見かけたセンイシティ的場。的場町電停の北側に広がる繊維問屋街だ。
どことなく岐阜駅前に似た雰囲気。繊維問屋街というのは全国どこでもこんな感じなのだろうか。

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 ▲広電の誇る最新型路面電車「グリーンムーバーmax」。
的場町-猿猴橋町間の荒神三差路で。ちょっといいアングル。

薄ら寂しい猿猴橋町(えんこうばしちょう)エリアを通り抜けると、15分ほどで広島駅前に到着した。
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 ▲広島駅の目の前に広がる愛友市場
原爆投下後に形成された闇市に由来し、かつては「荒神市場」と名乗っていたという。名古屋駅の西口側を彷彿させる光景。

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 ▲愛友市場。じっくり散策したい…けど、あまり時間が無い。もう少し早起きして来れば良かったか。
駅前の一等地に、この混沌とした光景。おそらく行政はさっさと潰して再開発したいなんて思っているのだろうが、私のような街歩きマニアにとっては景観保護地区に指定したいくらいの価値ある街並みだ。

広島駅の周辺にはこの他にも、東郵便局の裏手に広がる大須賀町の飲食街など、怪しげな路地がたくさんあるようだ。取り壊されてしまわないうちに再訪したいものだ。

さて、そんな広島の街に別れを告げつつ、6時27分発ののぞみ112号で東を目指し…
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 ▲次にやって来たのは岡山。連休中日のこの日は早朝にもかかわらずかなりの混雑ぶりだ。

岡山駅自体は個人的にかなり馴染み深い駅で、四国方面への乗り換えでもう数えきれないほど降りているのだが、意外にも改札の外に出た経験は数回しかない。それも、駅前の地下街「岡山一番街」とオーパくらいしか行ったことが無いので、本格的に岡山の街を訪れるのは今回が初めてのようなものだ。

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 ▲まずは岡山駅前から路面電車(岡電)に乗り、城下電停で下車。一乗車100円と安い。

さらにそこから徒歩で、本日の最初の目的地、後楽園に到着。金沢の兼六園には行ったことがあるが、ここは初めてだ。
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 ▲芝生の向こうに延養亭(えんようてい)と鶴鳴館(かくめいかん)を望む。
5月だったので鯉のぼりが泳ぎ、まるで農村のような風情だ。左手の延養亭は後楽園の中心的建物で、藩主が園を訪れたときの居間として使われていたそうだ。
このとき時刻はまだ朝8時。朝早くから開園しているのがありがたい。連休だけれど混雑していなくて、まだ涼しく、清々しい雰囲気だ。

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 ▲廉池軒(れんちけん)と、奥に岡山城
安土城の天主を模して築かれたといわれる岡山城は、黒い外観から別名「烏城(うじょう)」とも呼ばれている。

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 ▲園内には茶畑もある。藩主の飲むお茶がここで作られていたそうだ。
この近くには井田(せいでん)とよばれる農地もあり、本当に農村に来たかのようなのどかな雰囲気だ。

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 ▲古くから園内名勝の一つとされたカエデの林、千入の森(ちしおのもり)。
新緑のこの時期も良いが、秋の紅葉のシーズンはきっとすごく綺麗なのだろう。

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 ▲花菖蒲畑。花菖蒲はまだだが、ちょうどアヤメが見頃だった。色彩鮮やかだ。

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 ▲花菖蒲畑の裏手には八橋(やつはし)がある。
愛知県知立市の八橋かきつばた園に名残を留める、伊勢物語の「東下り」にちなんでいる。

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 ▲流店(りゅうてん)。中央に水路を通し奇石6個を配置した、珍しい構造の建物。
藩主や賓客の休憩所として使われていたそうだ。どうしても足湯に見えてしまうのだが…。

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 ▲園内の中央にそびえる唯心山(ゆいしんざん)からの展望。芝生がとても美しい。

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 ▲廉池軒(れんちけん)。園内の亭舎の中で、池田綱政が最も好んで利用したといわれている。
こんなところでゆっくりくつろぐのも良さそうだ。

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 ▲花葉の池(かようのいけ)と、巨大な花崗岩・大立石(おおだていし)。
大立石は、池田綱政がここに飾るためにわざわざ90個以上に切り分けて運ばせ、元の形に組み上げたものといわれる。なんとも豪快な殿様だ。

さて、後楽園をじっくり見て回った後は、岡山市の中心部をのんびり散策しながら岡山駅方面を目指すことにした。
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 ▲岡山出石郵便局の前の通り
後楽園のすぐ西側にありながら、昔ながらの庶民的な街並みが広がっている。

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 ▲こちらは柳川筋(国道53号)、蕃山町・富田町界隈。大都市らしいダイナミックな光景。

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 ▲富田町(とんだちょう)あたりの後楽園通り。この道は旧山陽道にあたる。
このあたりはさらに庶民的な色彩が濃くなり、典型的な大都市の下町らしい雰囲気が感じられる。

さて、この後は旧山陽道にあたる商店街をさらに西進し、岡山駅の西口エリアに広がる奉還町商店街に向かいます。
(続く)
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