12年ぶりの広島は、レトロスポットめぐりから―

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 ▲路面電車が行き交う広島の中心街、鯉城通り。大都市ならではの貫禄ある景観だ。

久々の更新となりましたが、皆さまお元気でしたか?
仕事が忙しかったのと、ちょっとした近況報告はTwitterで済ませてしまうようになり、すっかり更新頻度が下がってしまいましたが、これからまたちょっとずつ更新していきますので、よろしくお願いします。

さて今回は、もう4ヶ月も前になるが、5月の連休に行ってきた広島旅行の話題から。
連休初日の5月3日、名古屋から友人N氏と新幹線ひかり号のグリーン車で広島駅に向かった。ひかりといっても、岡山まで各駅停車のエセひかり。そう、一週間前の時点でこれしか空席が残っていなかったのだ。広島の街に降り立つのは、中学校の修学旅行以来、実に12年ぶりだった。
まずは広島駅前から路面電車(広電)に乗車。日本一の規模を誇る広島の路面電車、実は乗るのは初めて。連休ということに加え、フラワーフェスティバルも開催中のため凄まじい混雑だ。臨時便も多数運行されているようだが、積み残しが出るほどだった。
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 ▲広島駅から25分ほどで、最初の目的地である宇品五丁目(うじなごちょうめ)電停に到着。
古びた街並みと、最新型の路面電車「グリーンムーバーmax」の取り合わせが面白い。

南区に位置する宇品地区は、広島港にほど近い典型的な下町の住宅街。よそから来る観光客にはまず縁のなさそうなエリアなのだが、私には以前から気になっていたスポットがあるのだ。
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 ▲宇品五丁目電停のすぐ東側に立地する宇品ショッピングセンターだ。
「お客様のお買物道路 宇品ショッピングセンター」と書かれた看板の奥には、全蓋式アーケードのレトロな商店街が続いている。

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 ▲商店街というよりは市場といった風情か。これは渋い。渋すぎて痺れてくる。
戦後の青空市に由来するという由緒ある商店街のようで、かつては四丁目市場と呼ばれていたそうだ。どことなく、昨年の秋に訪れた宇治市の黄檗新生市場を思い出す。閉めているお店が多くてちょっと寂しいが、祝日だから閉まっているだけなのだろうか。平日はもっと賑やかだと信じたい。

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 ▲通路は内部でさらに分岐して、迷路のようになっている。これはたまらない。探検したくなる。

宇品の街をウロウロ歩き回った後、再び路面電車に乗り、次は終点の広島港にやって来た。
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 ▲終点の広島港駅。近代的で綺麗な駅だ。新旧車両が並んで、まるで路面電車の博覧会のよう。
どうやらフラワーフェスティバル向けの臨時列車が多数運行されている関係で、この日はまるで骨董品のようなオンボロ車両までフル稼働で動いているようだった。

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 ▲広島港から望む広島湾。左手は宇品島、右奥は似島(安芸小富士)。
港には特に用は無く、ただ来てみたかっただけ。のんびりと海を眺めながら歩いているだけで、心が癒される。

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 ▲広島港付近の街並み。昔はもっと栄えていたのだろう。どことなく名古屋の築地口界隈に似た雰囲気。

広島港から1つ手前の元宇品口電停まで散策し、そこからまた路面電車に乗車。20分ほど揺られて、次は鷹野橋(たかのばし)という電停で降りた。
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 ▲鷹野橋電停周辺。地元では「タカノ橋」と表記されることが多いようだ。
ここ鷹野橋は、中心街から少し外れたところにあるちょっとした要所の繁華街。名古屋で例えるなら今池のようなポジションだろうか。いや、かつて学生街として栄えた下町の商店街ということなので、むしろ桜山に近いかもしれない。いずれにせよ、よそから来る観光客にはあまり縁のない土地だろうが、そんな微妙なポジションが私にとっては魅力的なのだ。

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 ▲鷹野橋のメインストリート、タカノ橋商店街。立派な全蓋式アーケードが設けられている。

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 ▲タカノ橋商店街(本通り)。対象年齢層は高めな雰囲気。田舎の小都市の商店街みたいだ。
ここには日本で初めてモーニングサービスを出した喫茶店があるとかで、地元では有名らしい。モーニングと言われると一宮市民の私としては黙っていられないが、まさかこんなところで発祥のお店に出くわすとは意外だ。

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 ▲商店街の途中には、戦前からの歴史を持つショッピングセンターこうせつ(タカノ橋公設市場)。
見事なまでのシャッター街になっているが、祝日だから休業しているだけで、普段はちゃんと賑わっているようだ。どうせなら平日に来てみたかった。

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 ▲アーケード街の南側の路地裏には、怪しげな歓楽街「タカノ橋新地」が広がる。
この奥は広島一のホテル街が広がっているという。混沌とした人間臭さが感じられる街だ。

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 ▲上の写真の通りの1本西側を並行する通り。意外と面的な広がりのある繁華街だ。

さて、そろそろお昼どき。せっかくなので何か広島名物を食べたいと思っていたら、アーケード街の中ほどにつけ麺のお店を見つけた。いかにも地元の人向けといった店構えの、広島本格つけ麺「わかば亭」だ。
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 ▲というわけで「広島つけ麺」。最初は大人しく辛さ3倍で。
広島のつけ麺というのは初めて食べたが、想像とは違いすごくあっさりした食べ物だ。みずみずしい野菜が大量に乗っていて、まるでサラダのよう。ピリ辛スパイスがたっぷり浮かんだつけだれも、食べていくうちにスパイスが減っていくので、自由に追加できる。

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 ▲わかば亭、店先ではなぜか犬服を売っている。
それにしても「犬服」とは身も蓋もない呼び方。メニューになぜかサーティワンアイスクリームがあったり、いろいろと突っ込みどころのあるお店だったが、つけ麺は美味しかったです。ごちそうさまでした。

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 ▲再び鷹野橋電停に戻って来た。広島市役所に近く、中心街にもほど近い。実はすごく便利な街なのだ。

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 ▲電車を待っていると、ちょうどドイツ生まれの車両「グリーンムーバー」がやって来た。

ということで、このお洒落な「グリーンムーバー」に乗車し、次はいよいよ広島の中心街に向かいます。
(続く)
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Comment

久しぶりの更新、お待ちしてました!
しかも自分の第二の故郷・広島とは…。
宇品は行く用事もなく、あまり行った事もなかったんですけど、
宇品五丁目にこんなレトロな空間があったんですねぇ。
鷹野橋は友人が住んでたんで、よく自転車で商店街を駆け抜けてました。
もう10年以上前の話ですが、懐かしいです。

>ねじまきさん

更新をお待ちいただいていたとは、ありがとうございます!
そして広島に縁がおありだったなんて。不思議な偶然ですね。
宇品と鷹野橋の情報は、いつだかネット経由で知って以来ずっと気になっていて、ようやく念願が叶ったという感じです。
初めてなのに、街並みがなぜかとても懐かしく感じました。
続編もお楽しみに!
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