城下町・犬山と鵜沼駅前ぶらり散策

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 ▲観光客で賑わう犬山の本町通り。奥には国宝・犬山城が見える。

連休もあっという間に終わってしまいましたが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。私は連休中、中国地方と西三河方面を旅してきましたが、そちらはまた後日に紹介することとして。今回は、2ヶ月も前になる3月18日の散策記だ。
この日は、「うししが丘ルネッサンス」のみるくさんとともに、愛知県の犬山市と、岐阜県各務原市の鵜沼(うぬま)地区に行ってきた。犬山に来るのは2010年の3月に明治村に行ったとき以来、ちょうど2年ぶりだが、市の中心街を訪れるのは意外にも今回が初めてだ。
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 ▲まずは、犬山駅西口から北に伸びる路地。
何でもない風景だが、知らない街に初めて来た、というワクワク感とともにぶらりと散策。駅自体には乗換で何度も来ているのだが、こうして駅前に降り立って見ると新鮮な気分だ。

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 ▲続いて、犬山駅からまっすぐ西に伸びる犬山駅前通り商店街
駅と中心街を結び、人通りも多く賑やかなメインストリート。古い街だけあって昔ながらのお店が中心だが、観光客向けにリニューアルされたお店もあって面白い。ただ、あまりにクルマが多すぎて、ゆったりと歩けないのが残念だ。だからと言って、通り沿いの渋い建物群を一斉に立ち退かせて広々とした歩道を造ったとしたら、それはそれで味気ない街並みになってしまうのだろう。街づくりってつくづく難しいものだ。

この駅前通りを500mほど西に進むと、犬山市街の昔からの中心地にあたる本町交差点に出る。
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 ▲こちらは本町交差点から南に伸びる、下本町アーケード街
道路の両脇には、1階部分が店舗になった昭和レトロの集合住宅が向かい合い、片屋根式アーケードが設置された独特な景観が続いている。いかにも城下町的な歴史を感じさせる街並みも良いものだが、こんな庶民的な風景も捨てがたい。ちょうどこの日は「昭和レトロに会えるまち 犬山下本町」と銘打って歩行者天国のイベントが行われていたようだ。

一方、本町交差点から北に進むと、冒頭の写真でも紹介した中本町エリアに出る。こちらは古い町家が建ち並ぶ城下町観光のメインエリアだ。
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 ▲本町通りと、第二のメインストリート・魚新通りの交点。
電線地中化にカラー舗装も施され、観光地としての演出は完璧。日曜とはいえ、観光客の多さも予想以上だ。どうやら、犬山市と名鉄がタイアップした「春の犬山キャンペーン」が5月末まで開催中とのこと。観光アピールがうまくいっているのだろう。
右手に見える建物は有名な五平餅のお店のようで、ここで私たちも五平餅をいただいた。名古屋圏の古い街並み散策には、どういうわけかこの五平餅の味がよく似合うものだ。

ちなみに今回は訪れていないが、この周辺には他にも「新道通り」、「寺内町通り」、「大本町通り」、「余坂本通り」などの通りがあるようだ。特に、本町通りの1本西を並行する大本町通りは、江戸時代は下級武士の屋敷が並んでいたところで、明治期からは歓楽街として賑わったらしい。なかなか興味深い街だ。またぜひじっくりと訪れてみたい。

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 ▲本町通りを北上すると、犬山城の麓の針綱神社三光稲荷神社にぶつかる。
写真の左手に見える犬山城前広場にも、お祭りのように屋台がたくさん出ていた。ちょうど小腹が空いたので、メキシコ料理のワゴンでタコスとレモンジュースを購入。このレモンジュース、メキシコ人のおっちゃんが無造作にレモンを刻んでミキサーに放り込み、ドバドバと汁を溢れさせながら作ってくれた。豪快過ぎる!

さて、普通ならここで犬山城に行くところだが、時間の都合で今回はあえて素通り。向かった先は、愛知・岐阜県境の木曽川に架かるライン大橋だ。
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 ▲ライン大橋から眺めた木曽川。天気は微妙だが風光明媚な景色だ。
犬山城の見える右手は愛知県犬山市、そして左手は岐阜県各務原市になる。岐阜県とはいえ名古屋へのアクセスが便利なため、ベッドタウンとして人口が急増している典型的な住宅都市だ。

この鵜沼には、7年前にも一度だけ来たことがある。「ただ暇だったから」という理由だけで何の目的も無く訪れたのだが、当時のことはほとんど記憶に残っていないので、改めてじっくりと歩いてみることにした。

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 ▲まずは鵜沼エリアを東西に貫くにんじん通り。起伏に富んだダイナミックな風景の通りだ。
ネーミングから分かる通り、ニンジンは各務原市の特産品で、名物の「各務原キムチ」もニンジンが入っているのが特徴だ。

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 ▲「ふれあいバス」の停留所にも可愛らしいにんじんのイラストが。

各務原市は道路に名前を付けるのが好きなようで、市内を通るほとんどの幹線道路に通り名が付けられている。この鵜沼地区だけでも、にんじん通りの他に、伊木山通り、八木山通り、鵜沼南町通り、新鵜沼駅前通り、新鵜沼台通り、鵜沼宿街道、みどり坂、緑苑環状道路などがある。さらに、にんじん通り沿いには通り名を冠した医院もあり、道路愛称が地元の人々にも浸透していることが分かる。

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 ▲にんじん通りをしばらく歩き、名鉄新鵜沼駅・JR鵜沼駅へ。
名鉄の急行・特急の終点になっているため、名鉄ユーザーにとってはかなり知名度の高い駅だが、駅前風景はちょっと地味。綺麗に整備されてはいるが、まとまった商店街は見当たらない。もっとも、路線バスが頻繁に乗り入れているので、駅の利用者はかなり多いようだ。

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 ▲いつの間にか、名鉄新鵜沼駅とJR鵜沼駅を結ぶ長い連絡通路が出来ていた。
2009年に完成し、「鵜沼空中歩道」と名付けられているようだ。かつて名鉄側とJR側を結んでいた、薄暗くて狭い地下通路が今となっては懐かしい。

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 ▲JR鵜沼駅側の駅前広場。2004年に完成したようだ。
JRの鵜沼駅は本数も少なく、ひなびたローカル駅というイメージが強かったが、こうして見るとニュータウンらしい小綺麗な風景だ。

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 ▲名鉄とJRの線路に挟まれた場所には、最近新しく東口が作られた。
あたりは区画整理中でまだまだ発展途上。ひと足早くロータリーだけが出来ている。

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 ▲東口のロータリーの近くには、あちこちに柵で囲まれた謎の土地がある。
これは、かつて名鉄とJRを直通していた特急「北アルプス号」のために設けられていた連絡線の廃線跡だ。ちょうど写真のあたりに踏切が2つ連続していた。7年前に来たときにはまだ線路が残っていたが、2008年に撤去されたとのこと。区画整理が絶賛進行中のため、まもなく完全に消滅してしまいそうだ。

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 ▲最後に、新鵜沼駅の南側の木曽川に架かる旧犬山橋(左)と犬山橋(右)。
手前が岐阜県で、奥が愛知県になる。旧犬山橋は現在は名鉄犬山線だけが通る鉄道専用橋となっているが、2000年に新しい犬山橋が開通するまでは、全国でも珍しい鉄道道路併用橋だった。以前から古そうな橋だとは思っていたが、案内板によると1925年竣工とのこと。そんなに古かったのか。文化財としての価値も十分ありそうだ。

さて、この後は鵜沼の旧市街にあたる中山道鵜沼宿に向かったのだが、長くなってしまったので、そちらはまた次回の記事をお楽しみに。
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