超便利!ソウル駅都心空港ターミナル(KARST)利用のススメ

先日の記事でも書いたが、今回の韓国旅行では帰国当日にソウル駅都心空港ターミナル(KARST)を利用した。
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 ▲画像はイメージ(짤방)です(8月27日、名古屋・中部国際空港で)。

2010年末にオープンしたこの施設では、空港に向かう前に便利な都心で、前もって搭乗手続きと出国審査をすることができる。あまり知名度が高くないためかガラガラに空いているので、ここを利用すれば空港のチェックインカウンターや出国審査場で長い行列に並ばされることがなくなる。もちろん手荷物も託送してくれるので、重い荷物を空港まで運ばなくて済む。さらに、手続き後は空港に戻るまで自由に外出できるので、身軽な状態でたっぷりと市内観光に行ける。旅行最終日にソウル市内近郊を観光したい場合はぜひお勧めしたい。

ただし、主な注意点が3つ。
まず、都心空港ターミナルを利用できるのは、仁川空港発大韓・アシアナ・済州航空便を利用する場合のみということ。金浦空港からの便には利用できないし、仁川発でも他の航空会社の便には利用できない(コードシェアを検討してみるのも良いだろう)。
次に、ソウル駅から仁川国際空港駅まで、空港鉄道の直通列車で移動するのが条件ということ。リムジンバス等で移動する場合はやはり利用できない。また、空港鉄道には直通列車(途中ノンストップ)の他に各駅停車(日本語では「通勤列車」と案内)もあるが、直通列車の利用者のみが対象。先に乗車券を購入し、チェックインの際に提示する必要がある。
最後に、手続き可能な時刻は当日朝の8時から飛行機出発時刻の3時間前まで(チェックインカウンターは朝5時20分から開いているが、出国審査場が8時からしか開かないため)。なので、基本的に午後便を利用する人が対象となる。

詳しい利用法はコネストの記事などを参考にしていただくことにして、ここでは大まかな利用法と、今回利用して気付いた留意点などを簡単に紹介しておこう。(2013年8月一部加筆訂正)

※ここに掲載している情報は2013年8月時点のもので、現在は変更されている可能性があります。詳しい情報はご自分で確認なさってください。いかなるトラブルがありましても、当ブログとしては責任を負いかねます。
まず、利用の流れは以下の通り。

①ソウル駅都心空港ターミナルに向かう。
KORAILソウル駅2階のコンコースを西口方面に向かって歩いて行くと、3番出口の手前左側に空港鉄道の入口がある。巨大な飛行機の絵と「KORAIL Airport Railroad Seoul Station & Terminal」の英語表示があるので、下の写真のような大きな看板があるので、迷うことはないだろう。
ここから入って地下2階に降りると都心空港ターミナルがある。地下2階と言ってもかなり深いので、エスカレータの左奥にあるエレベータを利用した方が良い。
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 ▲空港鉄道・都心空港ターミナルの入口。入ってすぐのところにダンキンドーナツがある。

②改札横の自動券売機で直通列車の乗車券を買う。
券売機はタッチパネル式で、日本語表示に切り替えることができる。乗車時刻を指定しなければならないので、その日の予定を考慮しつつ買うこと。空港に着いてからの移動時間や手続き時間などを考慮すると、遅くとも飛行機の出発時刻の2時間前までにソウル駅を出る列車に乗るのが望ましい。
仁川国際空港行きの直通列車は、基本的にソウル駅毎時00分・30分発の30分間隔、所要時間は43分。料金は13,300ウォン(2013年末まで8,000ウォンに割引中)で、各駅停車と比べるとやや高額だが、着席保障や快適度、さらに荷物託送などのサービス料金と考えれば納得できるだろう。
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 ▲空港鉄道の乗車券。上が表面の様子で、下の裏面は広告になっている。
ICカードになっているので少々分厚い。列車に乗るまで無くさないようにしよう。
(2013年7月に利用したときは座席指定のないタイプだった。)

③利用する航空会社のチェックインカウンターで搭乗手続きをする。
チェックインカウンターは改札の右の方、フロアの一番奥にある。歩いて行けばすぐ分かる場所にあり、上部に設置されたモニタで航空会社を確認するのは空港のと同じ。日本語もほぼ問題なく通じる。ここで、先ほど購入した列車の乗車券と、パスポート、Eチケット等を提示し、手荷物を預け、航空券を受け取る。窓側など座席の希望がある場合はここで申し出ること。
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 ▲チェックインカウンター。空港のチェックインカウンターと同じ感覚で利用すればよい。

④出入国管理事務所で出国審査をする。
出入国管理事務所はチェックインカウンターのすぐ隣、自動ドアを入ったところにある。これも迷うことはないだろう。ここでパスポートと航空券を提示し、出国審査をすると、空港での手続きの方法が書かれた小さい紙(韓国語の他に日本語、英語、中国語があるようだ)がもらえる。
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 ▲出入国管理事務所。チェックインカウンターから改札方面に少し戻ったところにある。

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 ▲こんな紙がもらえます。

ここまで済んだら、あとは列車の出発時刻まで自由時間となる。もちろん、駅の外に出て市内観光をするのも可能だ。

⑤列車の出発時刻までにソウル駅に戻ってきて、指定された列車に乗る。
まず向かうのは、②で来た券売機の隣の改札。ここで乗車券をタッチして改札内に入ると、目の前にエレベータがあるので、これで地下7階へ。エレベータを降りるとそこはもうホームだ。2011年に乗ったときは、エレベータの乗り口や列車の乗り口の前に案内係員のお姉さんがいて、乗車券の提示を求められた。(2013年に乗ったときは、自由席だったためか、乗車券の提示は求められなかった。)
座席は指定されているものの、ソウル駅を出たら終点までノンストップな上に、ほとんどガラガラである場合が多いので、空いている席に適当に座っていても特にお咎め無しのようだ。
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 ▲直通列車の車内の様子。日本の特急列車とほぼ同じような雰囲気だ。
大型荷物を置ける荷物置き場もあるが、都心空港ターミナルを利用する人にはあまり関係ないだろう。

⑥終点の仁川国際空港駅で下車し、空港へ。
改札を出るときは、乗車券を改札機にタッチするのではなく、その下の挿入口に入れなければならない。間違えてタッチしてしまうと、「挿入口に入れてください」という旨の声が韓国語で流れるが、韓国語の分からない人はここで戸惑ってしまわないよう注意。
改札を出たら、案内表示(日本語で「旅客ターミナル」と書かれている)に従って空港に進もう。上りエスカレータと動く歩道を通っていくのだが、人の流れについて行けば大丈夫だろう。

⑦空港3階(出国フロア)の出発出国ゲート脇にある専用入口から入場し、保安検査を受ける。
4ヶ所ある出発出国ゲートはどれも常に長い行列が出来ているが、その脇に外交官・障害者・乗務員専用の入口があり、都心空港ターミナルを利用した人もこの専用入口を利用することができる。下の写真のような標示があり、「専用出入門 Designated Entrance」と小さく韓国語・英語で書かれているが、あまりにひっそりとしているので見落とさないように注意。独特の雰囲気だが、気にせず入っていけば係員が案内してくれる。
ここでパスポートと航空券を提示し、荷物検査を受ける。液体物(飲み物等)はあらかじめ処分しておくこと。一般旅客の入口と比べると格段に空いているが、それでも数分は待つこともあるようだ。
なお、出発出国ゲートは1番から4番まであり、どれを利用しても構わない。ただし、広い空港なので、できるだけ搭乗ゲートに近いところを利用した方が良さそうだ。
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 ▲こんな標示が貼ってあるガラスの扉が専用入口。
今後外国人の利用者が増えれば日本語での案内も追加されるだろう。

⑧専用の出国審査台で簡単なパスポートチェックを受け、搭乗ゲートへ。
保安検査場の奥には出国審査台がある。ここも常に長い行列が出来ているが、やはり都心空港ターミナルを利用した人は端の方にある専用審査台を利用できる。専用審査台には一応4ヶ国語で「도심공항여객 都心空港 都心机场 City Air Terminal」と書いてあるが、目立たないところにあるので注意。
2011年に利用したときは保安検査場の係員が誘導してくれたが、2013年に利用したときは特に誘導もなかったので、危うく行列のできている方の出国審査台に行きそうになった。
ここでは、事前に出国審査を受けていることを確認するためにパスポートを確認するだけなので、すぐに終わる。

以上が簡単な利用の流れとなる。あとは通常通り、時間までに各搭乗ゲートに向かうだけだ。


最後に、いくつかアドバイスを。

前述の通り、都心空港ターミナルで預けた手荷物は託送され、到着地の空港まで受け取ることができない。なので、ショッピングや荷造りは帰国前日の夜までに済ませておいた方がよいだろう。私も、ほとんどの土産物は前日までに全て買っておいた。

市内観光から戻ってきて空港鉄道に乗り継ぐ場合、地下鉄1・4号線のソウル駅から空港鉄道の乗車口まで、早歩きでも15分ほどは掛かる。2011年の訪韓時、私はこれをちょっと甘く見ていたせいで時間ギリギリになってしまい肝を冷やした。構内の混雑度やエレベータのタイミングなどによってはさらに時間が掛かることも予想されるので、遅くともソウル駅に30分前には到着できるように行動するのが望ましい。せっかく搭乗手続きも出国審査も済んでいるのに飛行機に乗り遅れる、なんてことが無いようにしよう。
なお、都心空港ターミナルのある地下2階には飲食店もたくさんあるので、早く着きすぎても時間を潰すことができる。

T-money(交通カード)は、空港鉄道では今まで各駅停車でしか使えなかったが、2011年7月から直通列車でも使えるようになったようだ。ただ、直通列車で利用できるようにするためには、あらかじめ事前登録が必要である。ちなみに私は初日に仁川国際空港駅で事前登録をした(日本語はあまり通じない。また電話番号を記入する必要がある)。
ところが、都心空港ターミナルの案内係員にその旨を話してみたところ、「チェックインの際に乗車券を提示しなければならないから交通カードは使えません」と言われてしまった。コネストの記事では、「搭乗確認証」を受け取って云々という手続き方法が書かれているが、あまり知られていないのか、それともこの手続き方法自体が無くなったのか。
いずれにせよ、乗車券購入の際は現金で買うのが無難なようだ。せっかくの便利なT-moneyなので、こちらも早めに対応してほしいものである。


以上、長い説明になってしまった。こうして書くと何だか面倒くさそうに見えるかもしれないが、どの手続きも簡単であっという間に終わってしまう。短い旅程で目いっぱい遊びたいなら、ぜひ活用してみてはいかがだろうか。
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Comment

韓国旅行

 ブログみました。自分も最近 ソウル 釜山に慶州と韓国周遊旅行しました。ソウルの街歩きだけでも楽しいですが 慶州など地方都市としての、違った趣を感じてよかったです。写真 みているとまた行きたくなります。ありがとうございました。

コメントありがとうございます。返信が遅くなりまして申し訳ありません。
ソウルももちろんですが、地方都市もそれぞれの良さがありますね。韓国旅行をソウルだけで終えるのは、東京だけを訪れて日本を知ったつもりになるようなもので、勿体ないと思います。
今後も韓国の地方都市の魅力を伝えていければと思います。
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