朝鮮時代にタイムスリップ!韓国旅行記完結編

(前編からの続き)

北村八景を駆け足で巡り、なんとか12時55分ごろには昌徳宮の正門・敦化門に到着した。
後苑の特別観覧ツアーは13時半からなので、他の建物はゆっくり見られないが、少なくともツアーにだけは間に合いそうだ。ホッと胸をなで下ろしたのだが…

なんだか様子がおかしい。

門が閉まっているのだ。

入場券売場も閉鎖されている。嫌な予感がした。

恐る恐る敦化門に近付いてみると…

やはり書いてありました。「休宮日」の文字。

どうやら昌徳宮は月曜日が休宮日のようだ。何という初歩的なミス。何のためにわざわざここまで走ってきたのやら…。

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 ▲気を取り直して、まずは近くの安国郵便局へ(ぉぃ
さて、帰りの飛行機までまだ6時間もある。
調べてみると、どうやら景福宮は火曜日が休宮日らしい。ということで、安国駅から地下鉄で景福宮駅へ。わずか1駅だけの移動だ。
地図で見てみればよく分かるのだが、ここ景福宮は朝に訪れた三清洞のすぐ隣り。かなり無駄な動きをしていることになる。最初から景福宮に来ることが分かっていれば、北村八景を素直に一景から順に回ったのだが、今さらどうしようもない。

そんなわけで、予定外の景福宮散策の始まりです。詳しい解説は、以前に訪れたときに書いたまっちの街歩きホームページをご覧いただくことにして、ここでは写真中心にお楽しみください。

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 ▲正面入口の興礼門(フンレムン)付近で。

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 ▲景福宮の正殿、勤政殿(クンジョンジョン)と品階石(プムゲソク)。

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 ▲王室の祝宴や接待の場、慶会楼(キョンフェル)。
4月から10月までの期間限定で無料で一般公開され、この日も公開が行われていたようだが、予約が必要なようだ。

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 ▲慶会楼の東側の通路。前回訪れたときも思ったが、ここの何気ない雰囲気が特に気に入っている。

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 ▲王の寝殿、康寧殿(カンニョンジョン)の内部。

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 ▲王妃の寝殿・交泰殿の裏側にある庭園、峨嵋山(アミサン)。洒落たオンドルの煙突が特徴的だ。

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 ▲一昨年の1月に復元されたばかりの咸和堂(ハムファダン)と緝敬堂(チプキョンダン)。
重要度の低い建物なのか、日本語パンフレットには名前すら紹介されていない。どうやら皇后や宮女の生活空間だった場所のようだ。この周辺は日本統治時代に破壊されたまま復元されていない建物が多く、まだまだ広大な空き地が多い。

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 ▲咸和堂・緝敬堂で。こうして見ると宮廷ものの時代劇のワンシーンのようだ。


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 ▲咸和堂・緝敬堂の奥にある香遠亭(ヒャンウォンジョン)。
前回来たのは真冬だったが、植物が青々と茂った夏の方がやはり景色が美しいと思った。


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 ▲最後に、一番外側の門・光化門(カンファムン)へ。
前回来たときは工事中で塀に覆われていたが、昨年8月に復元工事が完了したようだ。門の下ではちょうど守門将交代儀式が始まったところだ。

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 ▲守門将交代儀式の厳鼓手(オムゴス)。

ここらでそろそろ景福宮ともお別れし、光化門からまっすぐ南に伸びる世宗大路(セジョンデロ)へ。景福宮を起点にソウルの官庁街を南北に貫く巨大な幹線道路だが、中央分離帯にあたる場所には昨年8月に光化門広場が整備された。このあたりは来るたびにどんどん景色が変わっていて興味深い。

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 ▲光化門広場に長く伸びるせせらぎには、4桁の数字がずらりと並んでいる。朝鮮国が建国された1392年から現在に至るまでの年表になっているようだ。

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 ▲前回来たときには無かった世宗大王銅像。こちらは2009年10月に披露されたようだ。


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 ▲その南側には李舜臣将軍像。彼の姿を見ると、「ああ、ソウルに来たな」という気がする。
将軍像の足下にはいつの間にか「12.23噴水」という綺麗な噴水が出来ていて、子どもたちが無邪気にはしゃぎ回っていた。さらに、この真下の地下には「ヘチ・マダン」という広場もオープンしていた。このあたりもまたゆっくりと散策してみたい。

ということで、韓国旅行最終日のソウル市内散策はこれで終わり。
最後に光化門郵便局と教保文庫光化門店に寄り、地下鉄と空港鉄道を乗り継いで仁川空港へ。チェックインと出国審査は朝のうちに都心空港ターミナルで済ませているので、そのまま搭乗ゲートに向かい、あっという間に名古屋に帰ってきた。

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 ▲3日間で使用した切符類。

3日間の韓国旅行、何より天気に恵まれたのが幸いだった。この夏、ソウルでは梅雨入りから8月まで雨の降らない日は数えるほどしか無かったようで、この3日間も天気予報では雨となっていたが、ありがたいことに予報ははずれ、一滴も降らなかった。
3度目の韓国だったが、まだまだ行くべきところ、再訪したいところはたくさんある。近いうちにまた訪れたい。

▼エンディングテーマには、なんとなくこれをどうぞ。「2002 FIFA World Cup 公式アンセム」。
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Comment

品階石写真を見ると思い出すが、以前元の文化財庁長が景福宮瞬時をしながら管理人に景福宮で何が最も美しいかと尋ねた時、管理人は雨の降る日勤政殿前の薄石の合間合間を乗って雨水が流れることが本当に美しいといいます。 流速をゆっくりして雨水があふれこぼれることを防いでくれるといいますね。

不規則に立ち並んだ薄石はまた、日光がそのまま紙面に反射することを防いでくれて、真昼に観光してもサングラスが必要ないといいます。 本当にすごい先祖の知恵ですね。

大部分の文化遺跡や博物館は休日がある場合、ほとんど月曜日なのに、景福宮は火曜日が休日とは意外ですね。

私も日本行は今回が最後といいながらも毎度日本に行くように、韓国も分かってみればその魅力がより増す所が多いです。 次にまたお目にかかることになる日を期待します。

P.S.センスあるカード番号のモザイク処理、ありがとうございます^^;;

>Tabiperoさん

今回の旅行は雨が降らなくて良かったと思っていたんですが、雨の日の景福宮もまた風情があって良さそうですね。
調べてみたら、兪弘濬氏の「私の文化遺産踏査記」は日本でも訳書が出版されているようです。ちょっと入手困難なようですが…
博物館などで月曜休日が多いのは、韓国でも同じなんですね。昌徳宮、昌慶宮、徳寿宮などは月曜休園ですが、景福宮と宗廟は火曜休園とのことでした。

P.S.河回村での写真、ありがとうございました。
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