あてもない旅…行き着いた先は岐阜県本巣市

去る7月16日(
せっかくの休日、天気も良いし、家でゴロゴロしているのは勿体ない。そう思い立ったのは、夕方も迫った15時ごろのことだった。

何も考えずに自宅を出発。暑いので避暑地を目指そうと思い、とりあえず一宮木曽川ICから東海北陸道へ。
最初はひるがの高原にでも行こうと思っていたのだが、関ICを過ぎたあたりで事故のため美並IC-郡上八幡IC通行止の表示が目に入ってきた。
急遽予定を変更して美濃ICで降り、県道94号を市街地とは反対の方向へ。どこに向かうのかも考えぬまま、のどかな田舎道をひた走り、まずは関市武芸川町の道の駅「むげ川」で休憩。

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 ▲道の駅「むげ川」。ひっそりとしている。ここで宿儺南瓜(すくなかぼちゃ)という変わったカボチャを購入。
しかしここは平野部。めちゃくちゃ暑い

しばらく地図と睨めっこし、とりあえず山県市方面を目指そうということになった。
三輪宮前交差点から県道93号に入り、太郎丸中島交差点で右折すべきところを誤って左折。全く土地勘のない初めて来るところだったが、藍川橋 4km →という標識がふと目に入る。
藍川橋って!芥見やん!あの人の家の近所やん!

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 ▲ここはどこ?私は誰?

三輪南小学校のあたりで軌道修正し、県道79号を西進。のどかな田園風景だったのが、しばらく走ると徐々に建物が多くなり、街になってきた。いつの間にか高富の中心部に突入していたようだ。
岐阜市のベッドタウンにあたるここ高富は、山県市の中心地でもあり、小規模ながら商店街もある。が、今日は素通りして国道256号(高富街道)を北上。
途中、ミニストップ高富東深瀬店ハロハロパチパチグレープを食べながら休憩。何も無い街外れの田舎(失礼!)なのに、駐車場はほぼ満車。店内も混んでいる。

国道256号をさらに北上し、美山大橋南詰を左折して、武儀川沿いを上流へ。ここから先は10年ほど前、毎年秋に家族でドライブに来ていた、定番のコースだ。約10年ぶりに見る景色に懐かしさを覚えた。
ナニコレ珍百景でも紹介されたサッカーボール形の民家を右手に眺めつつ、富永郵便局のあたりで橋を渡って武儀川の対岸へ。今度は国道418号を西進し、小さなガソリンスタンドで給油してから、葛原の細長い集落の中をさらに進む。

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 ▲集落が途切れ、尾並坂峠を越えると、いよいよ本巣市(旧根尾村)
10年くらい前、このあたりを走っていたら野生の猿がいた。あのときはビビった。偶然にも、車内ではゴダイゴの「MONKEY MAGIC」が流れていた。

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 ▲下タ島バス停近くの小さな雑貨店。いつの間にかリフォームされていた。
同じ店の10年前の様子はまっちの街歩きホームページにも掲載中。鮎のおとりも売っているようで、釣り客で賑わっていた。

坂道を下ると、ほどなく旧根尾村の中心部である樽見(たるみ)地区に到着した。
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 ▲樽見鉄道の終点、樽見駅。火事で焼失したため2008年4月に再建された、二代目の駅舎だ。
10年前に撮影した旧駅舎はまっちの街歩きホームページにも掲載中。

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 ▲ちょうど樽見止まりの列車が到着。折り返し17:43発の大垣行きとなる。
ローカル線らしく、乗客はお年寄りと子どもばかりだ。

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 ▲樽見駅にいた謎の蝶。珍しい蝶だろうか?昆虫に詳しい方、情報求む。

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 ▲樽見地区にはこぢんまりとした商店街がある。川原商店会というようだ。
駅前に小さな市街地があるということは以前から知っていたが、意外と長い商店街だということを最近みるくさんから聞き、気になっていた。歩いてみれば確かに、こんな山奥の小さな村の割にはお店も多く、きちんと商店街として機能しているようだ。

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 ▲せっかく樽見に来たので、名所の薄墨桜へ。
シーズンオフでしかも夕方なので、ひっそりしている。

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 ▲薄墨桜の周辺にも数軒の土産物店や飲食店が並んでいるが、今日は全て休業中。
にもかかわらず、左端のお店の札が「営業中」になっているのは、既にみるくさんにもツッコまれているが。春はさぞかし賑やかになるのだろう。

ここらで樽見の街とはお別れ。ここからは国道157号(本巣縦貫道路)を南下する。
前述のように、10年ほど前は毎年秋に高富→美山→樽見→本巣というルートでドライブに来たものだが、くねくね道だった当時と比べると、カーブをショートカットする新道があちこちに造られている。おかげでクルマでのアクセスはとても便利になったが、樽見鉄道にとっては思わぬ痛手だろう。

旧根尾村から旧本巣町に突入し、最後に樽見鉄道の本巣駅に立ち寄った。10年ほど前のドライブのときも、どういうわけか毎年この本巣駅に立ち寄るのがお約束になっていた。それだけに思い出深い場所だ。
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 ▲本巣駅。小さな駅だが、樽見鉄道の本社が併設され、運行上の要衝となっている。

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 ▲駅舎内はいかにもローカル線らしい懐かしい雰囲気。

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 ▲ところどころに田んぼも残る、こんなのどかな場所に本巣駅はある。
少し離れたところには小規模な商店街もあるようだが、駅はあくまで住宅街の中だ。

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 ▲本巣駅の構内で。10年前から気になっている「あわてるな 双動だぞ」の標示は未だ健在。

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 ▲本巣駅北の跨線橋から眺めた景色。遠くに住友大阪セメントの岐阜工場が見える。
かつてはこの工場から運ばれるセメントの輸送が樽見鉄道の経営を支えていたが、2006年に貨物輸送が廃止され、以降は非常に厳しい状況が続いているようだ。

ということで、このあとは北方町、瑞穂市、岐阜市などを経由して帰宅。
入念な下調べのもとで無駄のない旅行するのも良いけれど、たまにはこんな行き当たりばったりも良いものだな、と感じる一日だった。
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Comment

樽見駅の蝶

知ったか知識なので断定はできないがおそらくカラスアゲハ。
写真の角度が残念だが、これだけ接近して撮れるのはなかなかないんじゃないだろうか。
都会にはいないという意味では珍しいかな。本巣市ならそれほどでもないと思うが。

こんにちは(こんばんは?)。
何かこう、週末思い立ってどっか遠くへ行こう、という発想、そしてすぐ行動に移すあたり、とても親近感を覚えます(笑)

そして樽見駅前の商店街、本巣駅と、非常に魅力的ですね。
春日井在住の頃は霞間ヶ渓に行く時、池野駅まで樽見鉄道を利用しただけですが、樽見までぶらり鉄道旅なんてのも良かったな…、と軽く後悔しています…。

>ymdさん
コメントありがとうございます。読んだだけで誰か分かりましたよ。
やはりアゲハの一種だったんですね。
ちなみにこの蝶、駅舎の中に立っている、ポスターとかを貼る掲示板の下の方に止まっていたので、こんな角度からしか撮れませんでした。あしからず。

>ねじまきてつやさん
思い立ったらすぐ行動に限りますね。
樽見は何度も訪れているんですが、樽見鉄道には実は乗ったことがありません。来年は薄墨桜の時期に乗ってみようかな。
池野駅というと、樽見鉄道ではなく養老鉄道(旧近鉄揖斐線)ですね。あの辺は他にJR美濃赤坂線などなど、似たようなローカル線が南北に何本も走っていて私もよく混乱しますが…
R417沿線の池田や揖斐もこぢんまりとした雰囲気が良いですね。久々に訪れてみたいです。

衝動的な旅行とはなぜか憧憬されます。 そういえば私も最近の旅行はほとんどが衝動的な旅行でした。

昨日はmatch345さんのようにせっかくの休日に惜しいという気がして清涼里(チョンニャンニ)で中央線で1時間程度かかる艮峴(カニョン)駅という所を行きました。 帰りは座席がなくて冷房もまともにならないデッキの門の前階段に座ってきたが帰り道並んでいる国道の交通停滞を見るといっそこのように帰ってくるのが気楽に見えたのです。

樽見鉄道は本当にローカル線の雰囲気がロマンチックですね。 ところで "あわてるな双動だぞ"は何の意味でしょうか?

>Tabiperoさん

艮峴という名前は、一昨年に中央線に乗ったときに通過したのを見た記憶があります。冬だったので、周りの川や滝が凍っていたのが印象的でした。
樽見鉄道は本当にのどかな雰囲気で良いですよ。ただ、歴史は意外と新しく、終点の樽見駅まで延伸したのは1989年のことです。
「双動」とは、おそらく転轍機(線路の分岐の切り替えポイント)のことで、2つのポイントが同時に動くという意味ではないかと思います。このあたりはあまり詳しくないのでよく分かりませんが…
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