2013夏・韓国【4】 地方都市「大邱」と田舎町「倭館」の日常を歩く

DSC00649RS.jpg
 ▲漆谷郡(チルゴクグン)倭館邑(ウェグァンウプ)の中心街、倭館市場での一コマ。
外国人観光客が訪れることなどまず無さそうな、ごく普通の韓国の田舎町の光景だ。

前回から続く3泊4日の韓国旅行シリーズ。真夏の記事なのに、のんびり書いていて冬になってしまったが、今回はいよいよ3日目。韓国第三の都市・大邱(テグ)のホテルに泊まった翌朝は、大邱から北西に20kmほど離れた洛東江(ナクトンガン)沿いの街、倭館(ウェグァン)に行ってみることにした。
ここは観光地でも何でもない。単なるベッドタウンだ。大ざっぱな例えをすれば、日本に来た外国人観光客が名古屋に泊まった翌朝、よりによってわざわざ弥富に行くような感覚である(距離的にも、都市規模的にもちょうどそれくらいだが、こちらは内陸に位置する)。
では、なぜわざわざそんなところに行くのか。それは純粋に、韓国の日常風景に興味があったからである。初めて韓国に来たとき、最初に安養を訪れたのも同じ理由だ。外国人向けに飾り立てられたソウルの街並みよりも、こういう普通の街でこそ素顔の韓国に出会えるし、何よりそれが海外旅行の醍醐味だと私は思うのだ。

続きを読む...

スポンサーサイト

釜山 その3~波乱続きの一日の終わり

(前回からの続き)

チャガルチ駅から地下鉄1号線で凡一洞(ポミルドン)駅に向かった。
釜山の地下鉄は、案内放送が韓国語の他に英語・日本語と中国語でも流れるので初心者にも優しい。また、車内放送では名古屋の地下鉄と同じように広告も入るようだが、こちらはCMソングのようなのが流れてなかなか本格的だ。車内では物売りのおじさんが手袋を売っていたが、寒いので飛ぶように売れていた。

15時35分、凡一洞駅に到着。改札を出るとき、ハナロカードやT-moneyなどの交通カードを利用する人には自動改札機が「カムサハムニダ(ありがとうございます)」とか「ファンスンイムニダ(乗り継ぎです)」とか言ってくれるが、切符の人には何も言ってくれないのでちょっと寂しい。

凡一洞駅の周辺はごく普通の都会の風景で、広い通り沿いに現代百貨店がそびえ立っていたが、一歩奥に入ると昔ながらの街並みが残っていた。
P1470985RSS.jpg
凡一洞の裏通り。奥に見える煙突には「김해탕(金海湯/キムヘタン)」と書いてある。銭湯のようだ。この周辺ではこんな銭湯の煙突をいくつか見かけた。韓国の銭湯はどんな感じなんだろう。

さて、この凡一洞にやって来たのは、70年代から90年代にかけての釜山を舞台とする映画「친구(チング)」のロケ地になったからだ。チャン・ドンゴンとユ・オソンが主演したこの映画は、当時の興行記録を全て塗り替え、「友へ チング」として日本でも公開された。全編にわたって釜山方言が使われているのが特徴で、韓国中で釜山ブーム・方言ブームを巻き起こしたそうだ。

続きを読む...

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。